50歳からのハッピーリタイア準備
[どう暮らす? 安心老後の生活設計,教えます]

[表紙]50歳からのハッピーリタイア準備[どう暮らす? 安心老後の生活設計,教えます]

紙版発売

A5判/176ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-7127-2

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書籍の概要

この本の概要

「老後破産」などというコワい言葉がささやかれる昨今,リタイア後の生活には厳しい現実が待ち構えています。とはいえ,巷のウワサ話に翻弄され,むやみに不安を募らせるのも考えもの。本書は,リタイア後を考え始めたあなたのための,セカンドライフのお金と暮らし安心ブックです。生活費,貯蓄,年金,医療・介護から,住まい,相続まで,リタイアを迎えるにあたって「これだけは知っておいて欲しい」基礎知識をまとめました。地に足着けたアドバイスと温かい人柄で雑誌・テレビで活躍中の畠中雅子氏と,生活者を守るための執筆・情報発信を続ける宮里惠子氏の執筆です!

こんな方におすすめ

  • 定年後のお金が心配な40代後半から50代の方
  • 定年後の生活に不安をお持ちの方

目次

第1章 50代でのプランニングが,ハッピーリタイアのカギを握る

  • 50歳の節目にライフプランの点検を実行/公的年金の加入状況は?/亡き義父の「人生の始末」に倣う/50代は親の相続を経験する時期でもある

第2章 老後の生活費を見積もってみよう

  • リタイア後は半分以下の収入での暮らしを覚悟する/まずは,現在の家計費を書き出してみよう!/家計費の適正額は月収などでも異なる/現状が赤字家計なら,まずは赤字の原因を探す/収入減に合わせて,生活コストを見直そう/食費の見直しニーズは高いけれど,実際には適正額のケースも多い/定年後に働き続けても,生活コストは下げておく/貯蓄の実力をつかんだら,時には目標額の下方修正も必要

第3章 家計簿をつけなくてもお金の流れがわかる「貯金簿」作成のすすめ

  • ハッピーリタイアは,50代での計画性がものをいう/貯蓄は,定年退職時をピークに30年かけて少しずつ減っていく/再就職プランでつまずいたら,生活費を下方修正することが先/日々の生活費よりも,お金の減り方をチェックすることが大切/ライフプラン表で,ライフイベントの予定をチェック/貯金簿で貯蓄やローンの変化を3か月ごとに把握/貯金簿なら,家計簿なしでも3か月ごとのお金の動きが正確につかめる

第4章 あなたの年金の空白期間は何年ですか?

  • 年金の「空白期間」を確認!/「空白期間」のライフイベントを書き出して,出費をイメージする/55歳以降の働き方を考える/継続雇用制度を利用して働く/いったん退職してから,再就職する/年金空白期間を働かずに過ごす方法も考えてみる

第5章 老後に受け取る公的年金はどのくらい?

  • 「ねんきん定期便」を確認しよう/夫婦の年金受取合計額を試算してみる/遺族年金を試算してみる

第6章 「老後の住まい」はどう考える?

  • リタイア後も今の住まいに住み続けますか?/駅近のマンションに住み替えて車を手放す選択肢も/田舎暮らしにあこがれていても賃貸住まいからのスタートが無難/退職金だけに頼らない住宅ローンの早期完済プランを立てる/リバースモーゲージを利用して老後の生活資金をねん出する方法も/賃貸住まいでは家賃を含めた生活コストの削減を検討する/住まいを賃貸に出して家賃で住み替えも

第7章 住み替えるつもりがない人も,元気なうちに調べておきたい高齢者施設

  • 50代から,遅くても60代では住み替えセミナーを受講してみよう/平均8か月で破産するアメリカの介護の現実を聞いて/200近くの高齢者施設見学で気づいた良い施設の見つけ方/見学をしたうえで,「自宅で最期を迎えたい」はアリ/自宅にこだわりすぎると資金がショートすることも/介護リフォームは早まらないで

第8章 年金時代に向けて,知っておきたい医療と介護の公的制度

  • 退職時には公的医療保険の変更が必要/退職後に加入できる公的医療保険制度/75歳からは後期高齢者医療制度/知っておきたい高額療養費制度/公的介護保険のサービスを受けるには/高額医療・高額介護合算療養費制度で負担軽減

第9章 いつかは「おひとりさま」になる可能性あり。1人で暮らす時代のことは元気なうちに考える

  • 長年連れ添った夫婦でも,いつかは,どちらかがおひとりさま/依存心が強すぎると,悪徳業者に引っかかる可能性も/子どもに依存しすぎると,子どもが離れていくことも/トラブルへの対処法など友人・知人から学んでおきたい/おひとりさまになったとき,早めにしておきたい5つのこと

第10章 親からの相続問題。親の家の「始末」はどうする?

  • 相続税は課税強化の方向に向かっている/財産は田舎にある親の家だけ。それでも相続争いは起こってしまう/兄弟姉妹の仲が悪いケースは,相続時に権利を主張されると覚悟/事業を手伝っていたり,介護を担った場合の寄与分とは/平成27年から相続税の基礎控除が4割も減った!/誰でも知っておきたい小規模宅地の評価減の特例/同居している子が家を相続すると,相続財産の評価が下がる/実家の二次相続は,「家なき子」がもらうと有利/親が高齢者施設に住み替える際,実家を賃貸に出すべきか?/相続税の申告期限は10か月後,書類が多く手続きも煩雑
  • 番外編 「定職に就けない」子どもがいた場合,親のハッピーリタイアはどうなる?

    • 大学を卒業しただけで,「一生働ける」とは限らない時代に/好きでもない仕事では頑張れない。好きな仕事を求めて退職するお子さんも/お子さんが働けないというのは,特別ではない現実があるのを知る/お子さんが定職に就いていないとしても,怒鳴りつけるだけでは解決には向かわない/お子さんと同居するのなら,親子バージョンに生活設計を立て直す/サバイバルプランを立てる際は,親側の生活設計の再点検から始める

    別冊綴じ込み「リタイア準備ノート」

著者プロフィール

畠中雅子(はたなかまさこ)

ファイナンシャルプランナー。新聞・雑誌・ウェブなどに多数の連載を持つほか,講演,相談業務などをおこなう。「子どもにかけるお金を考える会」,「高齢期のお金を考える会」,「働けない子どものお金を考える会」を主宰。「老後マネーに困らないためのマル得術」(別冊宝島・監修)ほか,著書は50冊を超える。


宮里惠子(みやさとけいこ)

ファイナンシャルプランナー,消費生活アドバイザー。生命保険の見直し・教育費プラン・住宅ローン関連などを雑誌・新聞・ウェブに執筆。若者から高齢者まで幅広く「生活者」を守るために執筆,セミナーを通して情報発信を続けている。「子どもにかけるお金を考える会」所属。