ネットワークエンジニアのための ヤマハルーター実践ガイド
2016年10月27日紙版発売
2016年10月27日電子版発売
関部然 著
B5変形判/480ページ
定価4,268円(本体3,880円+税10%)
ISBN 978-4-7741-8529-3
書籍の概要
この本の概要
本書はヤマハルーターでネットワーク技術を体系的に習得できるように構成されています。ネットワーク技術の基本的な内容から,ルーティングプロトコルの詳細な設定方法やセキュリティ/VPN/QoS/冗長化/負荷分散までを網羅しています。また,Ciscoルーターの設定方法も対比的に掲載しています。
なお,本書で紹介しているヤマハルーターの設定内容は,ギガアクセスVPNルーターのRTX1200(Rev .10.01.65)とRTX1210(Rev .14.01.14)によるものです。Ciscoルーターの設定例は「Cisco IOS 12.2」をベースにしています。
こんな方におすすめ
- ネットワークエンジニア
- SOHO/中小企業のシステム担当者
- ヤマハルーターを初めて触る方
- ネットワーク技術を体系立てて学びたい中級者
本書のサンプル
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目次
Chapter 1 IPネットワークの概要
- 1-1 ネットワークを考える
- 1-1-1 ネットワーク通信に必要なもの
- 1-1-2 正しい相手とのネットワーク通信
- 1-1-3 通信相手の特定情報
- 1-1-4 通信内容の保障
- 1-2 通信プロトコルと標準化
- 1-2-1 通信プロトコル
- 1-2-2 通信プロトコルの標準化
- 1-3 ネットワークアーキテクチャ
- 1-3-1 OSI参照モデル
- 1-3-2 TCP/IPアーキテクチャ
- 1-3-3 階層化と通信
- 1-4 IPアドレスとポート番号
- 1-4-1 IPアドレス
- 1-4-2 IPアドレスクラス
- 1-4-3 サブネット
- 1-4-4 ポート番号
- 1-4-5 ポート番号の種類
- 1-5 IPとネットワーク層のプロトコル
- 1-5-1 IPヘッダ
- 1-5-2 MTUとフラグメント
- 1-5-3 ARP
- 1-5-4 ICMP
- 1-6 TCPとUDP
- 1-6-1 コネクションとコネクションレス
- 1-6-2 TCPヘッダ
- 1-6-3 順序制御による高信頼転送
- 1-6-4 ウィンドウ制御による通信効率の向上
- 1-6-5 フロー制御による通信効率の向上
- 1-6-6 輻輳制御による混雑の回避
- 1-6-7 UDP
- 1-7 アプリケーション層のプロトコル
- 1-7-1 HTTP
- 1-7-2 SMTP
- 1-7-3 POP
- 1-7-4 SNMP
- 1-7-5 FTP
- 1-7-6 TelnetとSSH
- 1-7-7 DHCP
- 1-7-8 DNS
- 1-8 章のまとめ
Chapter 2 ヤマハルーターの基礎知識
- 2-1 ヤマハルーターについて
- 2-1-1 ヤマハルーターの市場評価
- 2-1-2 ヤマハルーターの歴史
- 2-1-3 ヤマハルーターのラインナップ
- 2-1-4 RTX1200とRTX1210
- 2-1-5 公式サイト
- 2-2 初期設定の変更
- 2-2-1 初期設定の変更内容
- 2-2-2 CUI設定の準備
- 2-2-3 CUI設定による変更
- 2-2-4 GUI設定による変更(RTX1200)
- 2-2-5 GUI設定による変更(RTX1210)
- 2-3 基本的なコマンド操作
- 2-3-1 基本コマンド
- 2-3-2 コマンド操作
- 2-4 ルーターの管理方法
- 2-4-1 ファームウェアのリビジョンアップ
- 2-4-2 設定ファイルの管理
- 2-4-3 パスワードリカバリ
- 2-4-4 設定の初期化
- 2-4-5 起動プロセスの選択
- 2-5 章のまとめ
Chapter 3 インタフェースとスイッチ機能
- 3-1 ヤマハルーターのインタフェース
- 3-1-1 インタフェース仕様
- 3-1-2 スイッチングハブ機能
- 3-1-3 仮想インタフェース
- 3-1-4 インタフェースのシャットダウンと再起動
- 3-2 VLAN
- 3-2-1 ポート分離
- 3-2-2 ポートベースVLAN(LAN分割)
- 3-2-3 タグVLAN
- 3-3 ポートミラーリング
- 3-3-1 ポートミラーリングの概要
- 3-3-2 ポートミラーリングの設定
- 3-4 リンクアグリゲーション
- 3-4-1 リンクアグリゲーションの概要
- 3-4-1 リンクアグリゲーションの設定
- 3-5 章のまとめ
Chapter 4 IPルーティング
- 4-1 ルーティングの概要
- 4-1-1 ルーターの役割
- 4-1-2 ルーティングテーブル
- 4-1-3 ロンゲストマッチのルール
- 4-1-4 ルーティングテーブルの生成方法
- 4-1-5 ルート集約
- 4-1-6 ルート再配布
- 4-2 ルーティングプロトコル
- 4-2-1 ルーティングプロトコルとは
- 4-2-2 ルーティングプロトコルの種類
- 4-2-3 IGPとEGP
- 4-2-4 ルーティングアルゴリズム
- 4-2-5 クラスフルルーティングプロトコルとクラスレスルーティングプロトコル
- 4-2-6 経路の優先度とメトリック
- 4-3 章のまとめ
Chapter 5 ルーティングプロトコル――RIP
- 5-1 RIPの概要
- 5-1-1 RIPの歴史
- 5-1-2 RIPの特徴
- 5-1-3 RIPのバージョン
- 5-1-4 RIPの動作
- 5-1-5 RIPのタイマー
- 5-1-6 ルーティングループの防止
- 5-2 RIPの設定
- 5-2-1 RIP有効化設定
- 5-2-2 RIPv2の設定
- 5-2-3 ルート選択の設定(ホップ数と経路の優先度)
- 5-2-4 RIPフィルタの設定
- 5-2-5 セキュリティ設定(RIPv2テキスト認証)
- 5-2-6 セキュリティ設定(信用ゲートウェイ)
- 5-2-7 デフォルトルート配信の設定
- 5-2-8 RIPタイマー設定
- 5-2-9 RIPへの再配布について
- 5-3 章のまとめ
Chapter 6 ルーティングプロトコル――OSPF
- 6-1 OSPFの概要
- 6-1-1 OSPFの特徴
- 6-1-2 OSPFのパケット
- 6-1-3 OSPFの動作仕様
- 6-1-4 LSA
- 6-1-5 エリアの種類
- 6-1-6 ルート集約
- 6-1-7 仮想リンク
- 6-2 OSPFの設定
- 6-2-1 OSPFの基本設定
- 6-2-2 DRとBDR選出の設定
- 6-2-3 マルチエリアの設定
- 6-2-4 OSPFの動作確認
- 6-2-5 ルート選択の設定(コストと経路の優先度)
- 6-2-6 エリア間のルート集約の設定
- 6-2-7 ルート情報の抑制の設定
- 6-2-8 ルート再配布と外部ルート制御の設定
- 6-2-9 仮想リンクの設定
- 6-2-10 認証の設定
- 6-3 章のまとめ
Chapter 7 ルーティングプロトコル――BGP
- 7-1 BGPの概要
- 7-1-1 BGPの特徴
- 7-1-2 AS(自律システム)
- 7-1-3 BGPメッセージ
- 7-1-4 BGPの動作仕様
- 7-1-5 パスアトリビュート
- 7-1-6 最適ルート選択アルゴリズム
- 7-1-7 BGPスプリットホライズン
- 7-2 BGPの設定
- 7-2-1 BGPの基本設定
- 7-2-2 BGPの動作確認
- 7-2-3 AS Pathによるベストパスの選択
- 7-2-4 MEDによるベストパスの選択
- 7-2-5 Local Preferenceによるベストパスの選択
- 7-2-6 ルート再配布とルート集約の設定
- 7-2-7 ルートフィルタの設定
- 7-2-8 認証とデフォルトルートの設定
- 7-3 章のまとめ
Chapter 8 NAT
- 8-1 NATの概要
- 8-1-1 NATの目的
- 8-1-2 NATの種類
- 8-2 ヤマハルーターのNAT仕様
- 8-2-1 基本的な概念
- 8-2-2 パケット処理の仕様
- 8-2-3 NATディスクリプタ
- 8-3 NATとIPマスカレードの設定
- 8-3-1 静的NATの設定
- 8-3-2 動的NATの設定
- 8-3-3 静的IPマスカレードの設定
- 8-3-4 動的IPマスカレードの設定
- 8-3-5 動的NATと動的IPマスカレードの併用
- 8-3-6 Twice NATの設定
- 8-4 章のまとめ
Chapter 9 セキュリティ
- 9-1 パケットフィルタ
- 9-1-1 パケットフィルタの基本動作
- 9-1-2 静的パケットフィルタの設定
- 9-1-3 動的パケットフィルタの設定
- 9-2 イーサネットフィルタとURLフィルタ
- 9-2-1 イーサネットフィルタ
- 9-2-2 URLフィルタの設定
- 9-3 IDS
- 9-3-1 IDSの概要
- 9-3-2 IDSの設定
- 9-4 DHCPによるセキュアなアドレス割り当て
- 9-4-1 DHCPのセキュリティ問題点
- 9-4-2 DHCPのセキュアなアドレス割り当ての設定
- 9-5 章のまとめ
Chapter 10 VPN
- 10-1 IPsec
- 10-1-1 IPsecの仕組み
- 10-1-2 NATトラバーサル
- 10-1-3 IPsecによる拠点間接続の設定
- 10-2 PPTP
- 10-2-1 PPTPの概要
- 10-2-2 PPTPによる拠点間接続の設定
- 10-3 IPIP
- 10-3-1 IPv6 over IPv4の設定
- 10-4 L2TPv3
- 10-4-1 L2TPv3の概要
- 10-4-2 L2TPv3による拠点間ブリッジ接続の設定
- 10-5 章のまとめ
Chapter 11 QoS
- 11-1 QoSの概要
- 11-1-1 QoSの基本動作
- 11-1-2 クラス分け
- 11-1-3 キューイングアルゴリズム
- 11-1-4 Dynamic Traffic Control
- 11-1-5 Dynamic Class Control
- 11-2 QoSの設定
- 11-2-1 優先制御(PQ)の設定
- 11-2-2 帯域制御(シェーピング)の設定
- 11-2-3 Dynamic Traffic Controlの設定
- 11-2-4 Dynamic Class Controlの設定
- 11-3 章のまとめ
Chapter 12 冗長化と負荷分散
- 12-1 冗長化(VRRP)
- 12-1-1 VRRPの概要
- 12-1-2 VRRPの設定
- 12-2 負荷分散(マルチホーミング)
- 12-2-1 マルチホーミングの設定①
- 12-2-2 マルチホーミングの設定②
- 12-3 章のまとめ
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