本格入門シリーズJava本格入門
~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで

[表紙]Java本格入門 ~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで

紙版発売
電子版発売

B5変形判/448ページ

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8909-3

電子版

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この本の概要

誕生から20年を迎え,幅広い分野のプログラミングに欠かせないJavaの基礎から応用までをしっかり解説。Javaの最新仕様(Java 8)に基づく文法から,オブジェクト指向やデザインパターン,そしてビルド,ドキュメンテーション,品質への配慮などまで,現場の開発で避けてはとおれない話もきちんとおさえました。開発やトラブルシュート経験の豊富なアクロクエストテクノロジーのメンバーが,保守性,堅牢性,性能,開発効率などの観点をふまえて書き下ろした,Java開発者必携の1冊。

こんな方におすすめ

  • Javaの基本は理解できているものの実践的な知識はわからない方
  • 以前からJavaを使っているもののJava 8の新たな文法はご存知ない方
  • C#などほかのプログラミング言語の経験があり,Javaを新規に学ぶ方

著者の一言

Javaは,プログラミング言語として誕生してから2015年で20年を迎えた歴史と実績のあるプログラミング言語です。モバイルアプリケーション,ゲーム,Webアプリケーション,Webサービス,エンタープライズアプリケーションなど非常に広い分野で活用されており,あらゆるアプリケーションの基盤となっています。そして,そのような活用に耐えられる高い成熟度を持ちながら,今もなお進化し続けています。

本書は,ミッションクリティカルシステムの開発にJavaを1999年(17年前)から使い続けているAcroquest Technology株式会社のメンバーが,これまでの開発経験やトラブルシュート経験によるノウハウを元にして,2017年1月現在の最新仕様であるJava 8を踏まえながら,Javaの基礎から実践までの知識を体系立てて説明しています。執筆にあたっては,Javaを使ってプログラミングをする際に,保守性,堅牢性,性能,開発効率などを踏まえた,より実践的な活用のために必要な内容を説明するよう心がけました。

「Javaの入門書を読んだ後に,より実践的な使い方を知りたい」という方や,「他言語の経験はあるが,Javaは初めて」という方にとって,本書が実践的なJavaによるプログラミングの基礎力を作るためのお役に立てることを願っています。

著者プロフィール

谷本心(たにもとしん)

トラブルシューティングおよびプラットフォーム開発に従事。
その一方でJavaのコミュニティ活動をおこなっており,関西Javaエンジニアの立ち上げや,日本Javaユーザーグループ(JJUG)の幹事を務めるほか,サンフランシスコで開催されたJavaOne 2013,2015にてトラブルシュートについて講演。
好きなJava APIは,javax.management。


阪本雄一郎(さかもとゆういちろう)

BCIを用いたJavaのコア部分の操作から,SpringBootを用いたWebシステムの開発,Hadoop/Sparkを用いたリアルタイムレコメンドシステム開発まで,幅広い開発経験を持ち,とにかく何でもこなす。
最近では,IoT基盤プラットフォーム開発のプロジェクトリーダを務める。
好きなJava APIは,java.nio。


岡田拓也(おかだたくや)

開発マネジメントや,OSSプロダクトの調査/検証を経験。
技術者としての仕事の傍ら,10年以上に渡って,母校の東工大にて大学生を対象にした無料Javaセミナーを開催。ITエンジニアの裾野を広げるべく,活動してきた。
2014年からは,ミャンマー支社のAcroquest Myanmar Technologyにて,技術指導や支社運営に従事。現地のエンジニアが最新技術を勉強できる土壌を作るべく,コミュニティを立ち上げようと奮闘している。
好きなJava APIは,java.time。


秋葉誠(あきばまこと)

Javaによるミッションクリティカルな集中監視システムのフレームワーク開発から,データベース,ネットワークなどに触れて,インフラ方面に興味を持つようになる。
現在は,環境構築から運用,DevOpsに向けて「開発もできるインフラエンジニア」を目指して活動している。
好きなJava APIは,javax.sql。


村田賢一郎(むらたけんいちろう)

Javaによるミッションクリティカルな集中監視システムのフレームワーク開発,システム開発に長らく携わる。興味の中心は非同期処理,メッセージング。
最近では自然言語処理を活用したプロジェクトのマネジメントをしており,自然言語処理の実案件での活用にのめり込んでいる。
好きなJava APIは,java.util.concurrent。


Acroquest Technology株式会社(アクロクエストテクノロジーかぶしきがいしゃ)

1991年3月創業。プラットフォームとしてUNIXをいち早く採用した集中監視制御システムの開発を中心に,ミッションクリティカルな分野で事業を展開。早期からJava/オブジェクト指向を開発現場に本格導入。
2004年からはシステムダウン,メモリリークなどのシステム障害を根本解決するJava障害解決サービス「Java Troubleshooting Service」を提供しており,2017年1月現在すべての障害を解決している。
大規模システム開発や,Java Troubleshooting Service以外にも,2016年4月にはリアルタイムでの検索・分析・可視化を提供するオランダのElasticsearch株式会社とOEMパートナー契約を締結し,データ活用のニーズに対応する事業を展開。
Elastic製品の代理販売・導入コンサルティングや,Elastic製品を基盤としたデータ分析・可視化をおこなう次のような製品を提供している。

  • IoTプラットフォーム「AcroMUSASHI Torrentio」
  • データ分析からビジネス改善を促進する「ENdoSnipe BVM」
  • ユーザー体験を可視化する「ENdoSnipe UXM」
  • アプリケーションパフォーマンス管理をする「ENdoSnipe APM」
2015年,2016年と2年連続で,Great Place to Workの調査による「働きがいのある会社」ランキングの第1位(従業員数99名以下の部)に選出される。
また,人を大切にする経営学会による「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の審査委員会特別賞を受賞。