生物ミステリー(生物ミステリーPRO) 生命史図譜

「生命史図譜」のカバー画像
著者
土屋健つちやけん 著
群馬県立自然史博物館ぐんまけんりつしぜんしはくぶつかん 監修
定価
2,948円(本体2,680円+税10%)
発売日
2017.7.25
判型
A5
頁数
216ページ
ISBN
978-4-7741-9075-4

概要

地質年代ごとに、古生物を化石写真と復元イラストで紹介してきた『生物ミステリーPRO 』古生物シリーズ。
エディアカラ紀からはじまった本シリーズは、足かけ4年余りをかけ、10冊目の第四紀をもって大団円を迎えました。

今回の『生命史図譜』は、「古生物シリーズ」の総まとめとなります。
シリーズ第1~10巻に登場する復元イラスト付き生物を、カタログ的に紹介。
系統ごとに再編纂してあるので、古生物ごとの進化過程を、視覚的に理解するができます。

また、書籍刊行後に発表された重大な研究成果も網羅し、古生物情報のアップデートや復元イラストの更新、新イラストの追加も行いました。

さらに、第1~10巻までの総索引も完全網羅。
シリーズ全体を総括する1冊としてお楽しみください。

本書のここを見てほしい

  • 古生物を系統ごとにまとめるという、ありそうでなかった構成。
    ⇒進化の流れを視覚的に理解できる。これ、本当にオススメ!
  • 新しい研究成果も余すこと無く。マニアな方々も納得の情報量。
  • 世界各地の研究者・組織に協力を頂き、貴重な標本画像も掲載。
  • 最新の見地による復元図も更新。

目次

第1部/生命史図譜

  • 01 海綿動物
  • 02 刺胞動物
  • 03 棘皮動物
  • 04 脊索動物
  • 05 脊椎動物
    • “無顎類”
    • 板皮類
    • 軟骨魚類
    • 棘魚類
    • 条鰭類
    • 肉鰭類
    • 両生類
    • 爬虫類
    • _側爬虫類
    • _双弓類
    • __※下記以外の双弓類
    • __ヨンギナ類
    • __コリストデラ類
    • __魚竜形類
    • __魚竜類
    • __竜鱗類
    • __竜鱗形類
    • __カメ類
    • __主竜類
    • ___クルロタルシ類
    • ___翼竜類
    • ___恐竜形類
    • ___恐竜類
    • _※上記以外の爬虫類
    • 単弓類
    • _“盤竜類”
    • _獣弓類
    • __ディノケファルス類
    • __ディキノドン類
    • __ゴルゴノプス類
    • __キノドン類
    • __哺乳類
    • ___※下記以外の哺乳類
    • ___有袋類
    • ___真獣類
  • 06 腕足動物
  • 07 軟体動物
  • 08 鰓曵動物
  • 09 有爪動物
  • 10 節足動物
    • _※下記以外の節足動物
    • _アノマロカリス類
    • _三葉虫類
    • _鋏角類
    • _マレロモルフ類
    • _   _甲殻類
    • _多足類
    • _ _ユーシカルノイド類
    • _昆虫類
  • 11 古虫動物
  • 12 リニア状動物
  • 13 リニア植物
  • 14 ヒカゲノカズラ
  • 15 シダ植物
  • 16 前裸子植物
  • 17 シダ種子植物
  • 18 裸子植物
  • 19 被子植物
  • 20 ランゲオモルフ
  • 21 分類不明

第2部/シリーズ総索引

  • 索引一覧
  • 学名一覧
  • 古生物たちに会える博物館
  • もっと詳しく知りたい読者のための参考資料

プロフィール

土屋健つちやけん

オフィス ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記事編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。フリーランスとして、日本地質学会の一般向け広報誌『ジオルジュ』のデスク兼ライターを務めるほか、雑誌などの寄稿も多い。twitter(https://twitter.com/paleont_kt)では、古生物学や地質学に関連した和文ニュースの紹介を中心に平日毎朝ツイートしている。第9巻執筆時から新たにシェルティを家族に迎えた。愛犬たちとの散歩と昼寝が日課。近著に『古第三紀・新第三紀・第四紀の生物 上巻』『古第三紀・新第三紀・第四紀の生物 下巻』(ともに技術評論社)、『「もしも?」の図鑑 古生物の飼い方』(実業之日本社)、『ザ・パーフェクト』(誠文堂新光社)など。監修書に『ときめく化石図鑑』(著:土屋香、山と渓谷社)。
ホームページ:http://www.geo-palaeont.com/

群馬県立自然史博物館ぐんまけんりつしぜんしはくぶつかん

監修。
世界遺産「富岡製糸場」で知られる群馬県富岡市にあり、地球と生命の歴史、群馬県の豊かな自然を紹介している。1996年開館の「見て・触れて・発見できる」博物館。常設展示「地球の時代」には、全長15mのカマラサウルスの実物骨格やブラキオサウルスの全身骨格、ティランノサウルス実物大ロボット、トリケラトプスの産状復元と全身骨格などの恐竜をはじめ、三葉虫の進化系統樹やウミサソリ、皮膚の印象が残ったヒゲクジラ類化石やヤベオオツノジカの全身骨格などが展示されている。そのほかにも、群馬県の豊かな自然を再現したいくつものジオラマ、ダーウィン直筆の手紙、アウストラロピテクスなど化石人類のジオラマなどが並んでいる。企画展も年に3回開催。
ホームページ:http://www.gmnh.pref.gunma.jp/