パーフェクトガイド
IntelliJ IDEA パーフェクトガイド
- 横田一輝 著
- 定価
- 3,278円(本体2,980円+税10%)
- 発売日
- 2019.11.27
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 400ページ
- ISBN
- 978-4-297-10895-3 978-4-297-10896-0
サポート情報
概要
本書はIDEに焦点を当てた書籍です。IDEは豊富な機能が揃っているため、Java開発を行う際、IDEを使うのはデファクトスタンダードになっています。IntelliJ IDEA はJava開発におけるIDEとしてEclipseと双璧をなしており、デバックの取り扱いなどEclipseと比べシンプルな点で海外ではEclipseより支持されています。また、Javaのみならず最近話題のKotlin/ScalaなどのIDEとしても人気があります。本書は新人エンジニアに向けて、豊富な機能が揃ったIDEが裏で何をやっているかをわかりやすく解説した書籍です。なお、本書でとりあげるJUnit/GradleといったツールはScalaなどJava以外の言語にも対応しているため、Javaユーザ以外にも役立つ内容になっています。
こんな方にオススメ
- IntelliJ IDEAの使い方に自信がない人
- もっとIDEを便利に使いこなしたい人
目次
第1章 IntelliJ IDEAの概要
1-1 IntelliJ IDEAとは
- IntelliJ IDEAは統合開発環境
- 統合開発環境(IDE)の歴史
- IntelliJ IDEAとEclipse
- IntelliJ IDEAで利用できるプログラム言語
- Scalaとは
1-2 IntelliJ IDEA の特徴と主な機能
- IntelliJ IDEAの特徴
- IntelliJ IDEAが利用できるプラットフォーム
- IntelliJ IDEAには無償版と有償版がある
- IntelliJ IDEAの主な機能
1-3 システム開発とは
- プログラミングの流れ
- コンパイルとは
- デバッグとは
- ビルドとは
- テスティングとは
- リファクタリングとは
第2章 IntelliJ IDEAをはじめよう
2-1 IntelliJ IDEAのインストール
- IntelliJ IDEAのインストール前に知っておくこと
- IntelliJ IDEAの入手先
- IntelliJ IDEAの旧バージョンを利用したい場合
- IntelliJ IDEAのインストール
- IntelliJ IDEAの初期設定
- IntelliJ IDEAの初期画面
2-2 IntelliJ IDEAの日本語化
- Pleiades 日本語化プラグインとは
- Pleiades 日本語化プラグインの導入
2-3 IntelliJ IDEAの起動と終了
- IntelliJ IDEAの起動
- IntelliJ IDEAの終了
2-4 IntelliJ IDEAの画面構成
- IntelliJ IDEAの開発ワークフロー
- IntelliJ IDEAの基本構成
- IntelliJ IDEAの画像構成
- ツール ウィンドウの切り替え操作
第3章 IntelliJ IDEAの基本機能を理解する
3-1 IntelliJ IDEA の初期設定
- 起動後の画面設定
- プロジェクトを開く場合の動作設定
- エディター画面での設定
- プラグインのインストール
- 設定のインポートとエクスポート
- JDK(Java SE Development Kit)をインストールする
3-2 IntelliJ IDEAをカスタマイズする
- プラグインの設定画面を開く
- プラグインをインストールする
- プラグインの有効/無効化
- 「マーケットプレース」を経由せずにプラグインを入手する
- JetBrains 公式サイトからプラグインをダウンロードする
- USBメモリなどから「プラグイン・ファイル」をインストールする
3-3 プロジェクトを作成する
- プロジェクトの作成
- Javaクラスを作成する
- プロジェクトを閉じる
- プロジェクトを開く
- 複数のプロジェクトを開く
- プロジェクトを移行する(エクスポート)
- プロジェクトのインポート
- 既存のプロジェクトをテンプレートとして利用する
- Scalaプロジェクトを作成する
- Scalaのプログラムを作成して実行するまでの手順
第4章 コーディング機能
4-1 コード補完機能を使いこなす
- コード補完機能の使い方
- スマート補完
- ステートメント補完
- メインメソッドの自動定義
- Javaクラスの自動インポート
- ファイル内のJavaクラスをすべて自動インポートする
4-2 エディターでマクロを使用する
- マクロを記録する
- マクロを再生する
- マクロを編集する
- マクロのアクションについて
- マクロをショートカットキーに割り当てる
4-3 スクラッチファイルを作成する
- スクラッチファイルとは
- Java用のスクラッチファイルを作成/実行する
- Scala用のスクラッチファイルを作成する
4-4 エディターのカスタマイズ
- エディターの表示設定
- コードを折りたたむ
- 画面の切り替えと分割
- ソースファイルを別のウィンドウで表示する
- コードの比較
- クラスやメソッドの構造を確認する
- クラスやメソッドの階層や呼び出し関係を確認する
- ナビゲートで目的のクラスやメソッドに移動する
第5章 デバッグ機能
5-1 ブレークポイントを設定する
- ブレークポイントを使わないデバッグ
- 論理エラーを解消する
- ブレークポイントを設定する
- ブレークポイントを解除する
5-2 デバッグ作業でブレークポイントを使用する
- ブレークポイントを使用したデバッグの手順
- デバッグを停止する
- デバッグ中に操作する
5-3 デバッグ操作の具体例
- ブレークポイントを使ったデバッグ操作の具体例
- ステップ・インを使ったデバッグ
- ステップ・オーバーとステップ・アウト
- 強制的にステップ・インする
5-4 高度なデバッグ操作
- ブレークポイントの設定をカスタマイズする
- 変数の値を追跡する
- 「変数」ペインから変数の値を変更する
- 「監視式」ペインを活用する
第6章 リファクタリング
6-1 リファクタリングの目的
- なぜリファクタリングが必要なのか
- リファクタリングの目的
- リファクタリングを実施すべきタイミング
6-2 サポートしているリファクタリング機能
- リファクタリング機能がないと
- IntelliJ IDEA がサポートしているリファクタリング機能
6-3 リファクタリングを体験する
- 実践的なリファクタリングを行う
- メソッドを外部クラスへ移動する
- リファクタリングによるクラスの継承
第7章 IntelliJ IDEAのテスト手法
7-1 テスティングの目的
- ソフトウェア開発におけるテスト
- JUnitによるテストのメリット
- JUnit の観点はホワイトボックステスト
- ホワイトボックステストと網羅条件
7-2 JUnitによる基本テスト
- 元のソースプログラム
- テストケースを作成する
- assertEqualメソッドを使う
- assertSame/assertNotSameメソッド
- assertEquals/assertSameメソッドの違い
- assertArrayEqualsメソッド
- assertNull/assertNotNullメソッド
- assertTrue/assertFalseメソッド
7-3 JUnitによるテスティングを体験する
- JUnitとアノテーション
- JUnit5 のアノテーションを検証する
- アノテーションを追加する
- 条件分岐のJUnitテスト
- 複数の分岐条件を網羅する
7-4 Specs2とScalaTestの基本
- ScalaのテストではSBTを利用する
- SBTプロジェクトを作成する
- Specs2とは
- Specs2を利用する
- Specs2による基本的なテスティング
- ScalaTestとは
- ScalaTestによる基本的なテスティング
第8章 IntelliJ IDEAのビルドツール
8-1 ビルドとビルドツール
- ビルドとは
- Mavenとは
- Mavenを利用する
- ビルドファイルを編集する
8-2 Gradleの基本操作
- Gradleの特徴
- Gradleプロジェクトを作成する
- Gradleの基本操作
- Gradleのビルドファイルを編集してJARファイルを実行する
8-3 Gradleによるビルド体験
- Gradleからプログラムをテストする
- GradleでJavadocを作成する
- Groovyでビルド処理を記述する
- Groovyでその他のタスクを実行する
- アクションリストを使う
8-4 ScalaのSBTによるビルド体験
- SBTプロジェクトでビルド時の設定を行う
第9章 チーム開発
9-1 チーム開発に必要な前提知識
- グループとチームの違い
- チーム開発とチームワーク
- チーム開発で重要なバージョン管理
- バージョン管理システム
- ブランチ機能
9-2 Gitによるチーム開発
- Gitとは
- GitHubとは
- GitHubを利用してみる
- リポジトリーを作成する
- プロジェクトをコミットする
- コミットしたプロジェクトをGitHubへアップロードする
- GitHubのプロジェクトを共有する(プロジェクトのチェックアウト)
9-3 Gitの実践
- GitHubのプロジェクトを共有する(バージョン管理)
- GitHubのプロジェクトを共有する(ブランチによるバージョン管理)
プロフィール
横田一輝
学校教育に従事しつつ、「エフサイト(f-site.com)」代表として、中小企業のICT 化支援も行っている。
学校法人 河合塾学園 トライデントコンピュータ専門学校 常勤講師
主な著書:
『Java エンジニアのためのEclipse パーフェクトガイド』(技術評論社)
『Android Studio パーフェクトガイド』(技術評論社)など多数