みんなのJava OpenJDKから始まる大変革期!

[表紙]みんなのJava OpenJDKから始まる大変革期!

紙版発売
電子版発売

B5判/192ページ

定価2,508円(本体2,280円+税10%)

ISBN 978-4-297-11199-1

電子版

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書籍の概要

この本の概要

Javaには,その誕生以来,最大といってもよいほどの変革期が訪れています。JDK(Java Development Kit)がOracleからコミュニティを中心とした開発に移行したことをきっかけに,Java EEもJakarta EEに移行しました。さらにあらゆる言語のコードを高速に実行可能なGraalVMが登場し,クラウド・コンテナ・マイクロサービスを前提とした軽量フレームワークも続々と登場しています。本書では,そのような大きな変化の特徴を捉えて,Javaによる開発・運用をどのように進めていけばよいのか,現場の第一線で活躍しているエンジニアがわかりやすく解説します。Javaによる開発・運用に必須の知識が,満載の1冊です。

【ハッシュタグ】
『#minjava』で検索!

こんな方におすすめ

  • Javaの変化の特徴を捉えたい方
  • Javaの周辺知識を身に付けたい方
  • Javaの最新の動向を踏まえた,開発・運用の方法を知りたい方

補足情報

Twitterでのハッシュタグは以下になります。

#minjava

目次

第1章 Java 9からJava 14までに起こった変化から見る
これからのJava

  • 1-1 Javaの変化
  • 1-2 開発体制の変更と機能変更の概要
  • 1-3 Java 9から14までの言語仕様や標準ライブラリの変更
  • 1-4 Javaの未来を作るプロジェクトProject Valhalla
  • 1-5 JVMの変更
  • 1-6 ツールの追加・変更

第2章 JDKに関する疑問と不安解消!
JDKディストリビューション徹底解説

  • 2-1 JDKディストリビューション時代の到来
  • 2-2 OpenJDKとJDKディストリビューションの歴史
  • 2-3 OpenJDKを開発しているのは誰か
  • 2-4 最新JDKディストリビューション大全
  • 2-5 JDKディストリビューションの選び方
  • 2-6 OpenJDKへの接し方

第3章 Java EEからJakarta EE へ
新しいEnterprise Java

  • 3-1 Jakarta EE Platformの概要
  • 3-2 Java EE/Jakarta EEのアーキテクチャ
  • 3-3 Jakarta EE 8のおもな機能
  • 3-4 Jakarta EEのこれから

第4章 MicroProfileが拓く
Javaのマイクロサービス

  • 4-1 MicroProfileとは?
  • 4-2 MicroProfileによるマイクロサービス開発

第5章 ネイティブイメージ生成で注目!
Javaも他言語も高パフォーマンスGraalVM

  • 5-1 あらゆる言語を実行できるVM!?
  • 5-2 GraalVMを試してみよう
  • 5-3 GraalVM JITコンパイラとTruffle
  • 5-4 GraalVMの組み込みとネイティブイメージ
  • 5-5 GraalVMの適用事例
  • 5-6 GraalVMが照らすJavaの未来

第6章 マイクロサービス,クラウド,コンテナ対応
[新世代]軽量フレームワーク入門

  • 6-1 軽量フレームワークが続々登場している理由
  • 6-2 軽量で多機能なフルスタックフレームワークMicronaut
  • 6-3 クラウドネイティブな高速フレームワークQuarkus
  • 6-4 Oracleによる軽量・シンプルなフレームワークHelidon

著者プロフィール

きしだなおき

LINE Fukuoka(株)勤務。九州芸術工科大学 芸術工学部 音響設計学科を満期退学後,フリーランスでの活動を経て,2015年からLINE Fukuoka勤務。


吉田真也(よしだしんや)

LINE(株)にてメッセージングサービスのバックエンド,特にHBaseに関連したDevOpsに従事。OpenJDKコミッタ。OpenJDKのProject LambdaやProject Kulla(JShell)への貢献を行ってきたほか,勉強会などでJavaの新機能に関する登壇を行っている。


山田貴裕(やまだたかひろ)

CTCテクノロジー(株)勤務。マルチベンダーのJavaベースでのミドルウェア技術サポートを中心に担当。元Oracle ACE(Middleware)で現在は日本GlassFishユーザー会監事。最近OpenJDKソムリエなどと呼ばれる。


蓮沼賢志(はすぬまけんじ)

日本GlassFishユーザー会共同代表。また,Payara Services Ltdのサービス・エンジニアとしてPayaraServer/Payara Microのカスタマー・サポートおよびコミュニティ・サポート,Payara/Jakarta EE/MicroProfileのエバンジェリズムなどにも携わっている。


阪田浩一(さかたこういち)

Javaの技術とコミュニティを牽引する存在として,世界中から認定される「Javaチャンピオン」の1人であり,同様の理由で米Oracle社からOracle Groundbreaker Ambassadorにも任命されている。関西地域のJavaユーザグループ「関西Javaエンジニアの会(関ジャバ)」の発起人で,同グループの代表を10年以上続けた。Javaの中でも,JVMがとてつもなく好き。とにかくJVMに(詳しく)なりたいと思っている。著書に『SpringによるWebアプリケーションスーパーサンプル』『Seasar2によるWebアプリケーションスーパーサンプル』(ともにSBクリエイティブ)。


前多賢太郎(まえだけんたろう)

LINE(株)のサーバーサイドエンジニアとして金融サービスの開発に携わる。最近の興味はマイクロサービスアーキテクチャ。