インディーゲーム・サバイバルガイド

[表紙]インディーゲーム・サバイバルガイド

紙版発売
電子版発売

A5判/336ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-297-12441-0

電子版

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書籍の概要

この本の概要

本書はすでにゲームを作りはじめているインディーゲーム開発者を対象として,「ゲームを完成させる」「ゲームを知ってもらう」「ゲームを配信する」「ゲーム開発を継続する」という4つのテーマについて知見を集約した本です。
ゲームの「完成」に必要な要件や,プレスリリースの配信,展示会への出展,パブリッシャーとの契約など,PC/スマートフォン/家庭用ゲーム機向けにゲームを作る個人や小規模チームが,収益を得て活動を維持していくためのノウハウをまとめています。
さらに,8人の開発者と開発者コミュニティ運営から,インディーゲーム開発に取り組むうえで重要なことについてのインタビューも収録しました。インディーゲーム開発者みずからがが執筆し,インディーゲームパブリッシャーPLAYISMが全編を監修した,インディーゲームシーンを生き抜くための知恵が満載の一冊です。

収録インタビュー

  • 『アンリアルライフ』×『果てのマキナ』
  • 『カニノケンカ』×『ジラフとアンニカ』
  • 『TapTripTown』×『くまのレストラン』
  • 『グノーシア』×『ALTER EGO』
  • インディーコミュニティー「asobu」

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『インディーゲーム・サバイバルガイド』刊行記念トークショーを12/13にリアル開催
技術評論社から書籍『インディーゲーム・サバイバルガイド』の刊行を記念し,執筆者の一條貴彰氏によるトークショーを開催します。

目次

第1章:誰でもゲームを全世界へ販売できる時代

  • インディーゲーム,ゲーム文化の新たな発信チャネル
  • ゲーム作りをどうはじめて,どう続けていくのか
  • つくったゲームをたくさんの人に遊んでもらうために

対談:みずからのスタイルを貫くための個人制作ゲーム —— 「アンリアルライフ」hako生活×「果てのマキナ」おづみかん

第2章:ゲームを「完成させる」ために必要なこと

  • 破綻しないためのプロジェクト管理
  • 工数を見誤りがちな実装
  • 快適に遊んでもらうための機能
  • デバッグとリファクタリング
  • 完成の極意

対談:独立から家庭用ゲーム機展開へ,その道のりと苦闘 —— 「カニノケンカ」ぬっそ×「ジラフとアンニカ」斉藤敦士

第3章:ゲームを「知ってもらう」ために必要なこと

  • 宣伝活動の意味
  • 宣伝素材の制作
  • 公式サイトの制作
  • デモ版や体験版の開発
  • プレスリリースの作成と配信
  • そのほかの宣伝活動
  • インタビュー:Unityがインディーゲーム開発者に支持される理由

対談:スマートフォンゲームの生存戦略 —— 「TapTripTown」いたのくまんぼう×「くまのレストラン」Daigo

第4章:ゲームを「配信する」ために必要なこと

  • 税金・販売計画・契約・法律
  • スマートフォンでの配信
  • PC/家庭用ゲーム機での配信
  • インタビュー:Epic Games Japanが推進するクリエイター支援

対談:小規模チームによるゲーム開発の現場から —— 「グノーシア」川勝徹×「ALTER EGO」大野真樹

第5章:ゲーム開発を「継続する」ために必要なこと

  • ゲームイベントへの出展・展示
  • SNSの活用
  • ファン活動の促進
  • ゲームのアップデートとエンドコンテンツの用意
  • 継続的なセールの実施
  • ゲームの売上以外で活動資金を得る
  • ゲーム作りの継続

対談:日本のインディーが海外へつながる「場」をつくる —— 「asobu」チャオ・ゼン&アン・フェレロ

著者プロフィール

一條貴彰(いちじょうたかあき)

株式会社ヘッドハイ 代表取締役
個人ゲーム作家として,インディーゲーム『Back in 1995』を開発。2016年にSteamでリリース,2019年にNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox Oneに展開。本書執筆時は次回作『デモリッション ロボッツ K.K.』を開発中。
コーディングの傍らで,ゲーム開発ツール会社の営業職に勤めていた経験を活かし,インディーゲーム開発者向けのツールやサービスを専門としたディベロッパー・リレーションズ事業を展開。技術書の執筆や,コミュニティー活動,インディーゲーム開発者向け情報サイト「IndieGamesJp.dev」の運営を通じて,日本でがんばる個人・小規模チームのゲーム開発者へ情報提供に努める。
2020年,インディーゲーム開発者専門のインキュベーションプログラム「iGi indie Game incubator」の創設メンバーとして関わり,現在はアドバイザーを務める。
’80s洋楽ポップスと国産クラフトビールが大好き。