実践的データ基盤への処方箋
〜ビジネス価値創出のためのデータ・システム・ヒトのノウハウ
2021年12月11日紙版発売
2021年12月8日電子版発売
ゆずたそ,渡部徹太郎,伊藤徹郎 著
A5判/224ページ
定価2,640円(本体2,400円+税10%)
ISBN 978-4-297-12445-8
書籍の概要
この本の概要
データ整備/データ基盤システムの構築/データ分析組織立ち上げのプロがすぐ効くノウハウを教えます!
「会社内でバラバラになっているデータを集めたが,これから何をしていいか分からない」
「最新技術を利用してデータ基盤をつくったがニーズがなかった」
「頻繁に障害が発生するデータ収集に対応してきたが,そのデータは誰にも利用されていなかった」
「データの意味が分からず,データの意味の聞き込み調査で1日が終わった」
データを活用してビジネス価値を創出したいと考える企業は増えています。そのために,とりあえずデータを集めて,データレイク,データウェアハウス,BIツールなどのソフトウェアを導入したのですが,データ活用が進まないという声を聞きます。なぜ,せっかくコストをかけてつくったデータ基盤なのに機能しないのでしょうか?
Garbage In Garbage Out(ゴミを入れたらゴミが出てくる)という言葉があるように,適切な形でデータを取得しなければ,適切な分析はできません。また,各ソフトウェアに限定した知識ではなく,データ基盤システムとして利用するためのノウハウがなければ,データ基盤は機能しません。さらにデータ基盤にはたくさんの人が関わるため,組織のあり方やデータの取り扱いにも注意が必要です。
取得したデータからデータ活用までの架け橋となるのがデータ基盤のはずです。ビジネス価値につながらないデータ基盤はコストを垂れ流すだけの病んだシステムになりかねません。そこで本書では,データ基盤の本来の機能を甦らせるため,またデータ基盤の構築でつまづかないためノウハウを処方します。データ整備,システムの知識,組織のあり方,データの取り扱いといった"データ基盤を機能させるためのノウハウ"を,この道のプロが惜しげもなく披露します。データ基盤が思うように機能していない,これからデータ基盤を構築したいが何からはじめればよいか分からない,といったことで悩まれている方には一読の価値があるはずです。
こんな方におすすめ
- データ分析基盤の構築に関わる方,データ分析基盤の利用者
この書籍に関連する記事があります!
- 2年の歳月をかけて作成した1枚の図はデータ基盤構築の羅針盤となるか~「実践的データ基盤への処方箋の刊行にあたって」パネルディスカッションレポート
- 2021年12月10日オンライン形式で開催された「Tech × Marketing Conference 2021」。本稿は「実践的データ基盤への処方箋の刊行にあたって」と題して行われたパネルディスカッションをダイジェストとしてお送りします。
この本に関連する書籍
-
データで話す組織 〜プロジェクトを成功に導く「課題発見、人材、データ、施策実行」4つの力
多くの企業がDXによる経営改革に取り組もうとするものの,道なかばにして担当チームの解散,プロジェクトの中止に追い込まれてきました。一方で,着々とビジネス環境を...
-
データドリブンの極意 〜Tableauブートキャンプで学ぶデータを「読む」「語る」力
「もっとデータを活用して業績アップ」 「データドリブンで事業をもっと大きく」 このようにデータが重要といわれる現代では,一人一人がデータとの向き合い方を会...
-
Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門[業務で使えるデータ基盤構築]
AIやIoTが実用化フェーズに入りつつあるのみならず,デジタルトランスフォーメーション(DX)への注目の高まりによって,事業やサービスを取り巻くデータを分析・活用・...
-
AI・データ分析プロジェクトのすべて[ビジネス力×技術力=価値創出]
データサイエンティストと呼ばれる職種が登場して,いまや10年以上が経過しようとしています。ビッグデータやディープラーニングなど技術的な流行も後押しして,AI・デ...