気象予報士かんたん合格ガイド
2023年2月22日紙版発売
2023年2月22日電子版発売
財目かおり,中島俊夫 著
A5判/272ページ
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN 978-4-297-13287-3
書籍の概要
この本の概要
本書は気象予報士試験を受験する方を対象にした書籍です。
講義・授業調のわかりやすい語り口で,気象予報士試験の勉強方法,いままで語られなかった合格のポイントとコツを伝授します。
学科・実技科目にわたって,暗記法,「どのような項目をどのように学習していけばよいか」という学習方法,得点するための勘所などをポイント解説し,紹介していきます。
気象予報士に興味をもったばかりの初学者も,現在勉強を進めている方も読むことができます。また,気象予報士試験の学習をされた方の,試験前の知識の確認と理解度チェックにもご利用いただけます。
こんな方におすすめ
- 気象予報士試験をこれから受ける方,現在試験勉強をしている方
- 試験直前で知識をチェックしたい方
本書のサンプル
本書の一部ページを,PDFで確認することができます。
- サンプルPDFファイル(547KB)
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
- はじめに
第1章 気象予報士試験について知っておこう
- 1-1 気象予報士試験とは
- 1 どのような試験なの?
- 2 合格まで
- 3 ゴールを設定しよう
- 1-2 具体的に計画を立てよう
- 1 ゴールから逆算する
- 2 計画を実行するコツ
- 3 なぜ気象予報士を目指すのか,考えてみる
- 1-3 上手なスタートを切るために
- 1 数学・物理は必要?
- 2 まずは,気象学の全体像を
- 1-4 どこまでやればいいの?
- 1 目安は,とにもかくにも過去問題
- 2 進捗状況を把握しよう
第2章 勉強の「質」を高めるお役立ち勉強法
- 2-1 学科試験をクリアするために
- 1 学科試験は15問マークシート方式
- 2 学科試験の勉強はどこまですればいい?
- 3 意図をキャッチしよう ―― 深く理解するとは?
- 4 最新情報を入手しよう!
- 2-2 実技試験をクリアするために
- 1 専門資料に慣れる ―― 急がば回れ「天気図」を読もう
- 2 解析の力をつける ―― 自分の手で解析しよう
- 3 色づけのすすめ ―― 大事なところを強調して読みやすく
- 2-3 ゴールまでの最短距離を目指して
- 1 全体像をつかもう
- 2 ワクワクを利用しよう
- 3 ちょっとエッチな語呂合わせも
- 4 スケジュール帳を活用して効率よく
- 5 自分なりのリズムを作ろう
- 6 インプットとアウトプットの比率
- 7 学力はあるときビューンと伸びる
第3章 項目別押さえどころ 学科一般知識編
- 3-1 全範囲にかかわる基本知識 ―― 原子・分子の振動
- 3-2 大気の構造
- 1 地球の起源
- 2 太陽系の惑星
- 3 大気の鉛直構造
- 4 温度の分布の理由
- 3-3 大気の熱力学
- 1 数式・単位に拒否反応はありませんか?
- 2 静力学平衡(静水圧平衡)も難しくない
- 3 気体の状態方程式を覚えよう
- 4 乾燥断熱減率と湿潤断熱減率
- 5 温位と相当温位
- 3-4 降水過程
- 1 暖かい雨
- 2 冷たい雨
- 3 過去問題も参考書として使える
- 3-5 大気における放射
- 1 ステファン・ボルツマンの法則
- 2 ウィーンの変位則
- 3 散乱
- 4 地球全体のエネルギー収支
- 3-6 大気の力学
- 1 見かけの力「コリオリ力」
- 2 三つの風「地衡風・傾度風・旋衡風」
- 3 繰り返し出題される「摩擦」
- 4 実体のない風「温度風」
- 5 実技試験にも必要な知識 ――「発散・収束」「渦度」
- 3-7 気象現象
- 3-8 気候の変動
- 3-9 気象業務法とその他の気象業務に関する法規
第4章 項目別押さえどころ 学科専門知識編
- 4-1 観測の成果の利用
- 1 地上気象観測
- 2 高層気象観測
- 3 電波利用観測
- 4 気象衛星観測
- 4-2 数値予報
- 1 数値予報の手順
- 2 数値予報のモデル
- 3 数値予報モデルの計算式
- 4 天気予報ガイダンスなど
- 4-3 短期予報・中期予報
- 4-4 長期予報
- 4-5 局地予報
- 4-6 短時間予報
- 1 短時間予報の種類
- 2 過去問題の解答例には要注意
- 4-7 気象災害
- 4-8 予想の精度の評価
- 4-9 気象の予想の応用
第5章 実技試験クリアを目指して! 実技突破基礎編
- 5-1 天気図を読めるようになろう!
- 1 暗記するにはまず理解する
- 2 雲形の記号
- 3 現在天気
- 4 天気予報文を作成する
- 5 予報をしてみよう
- 6 地理の知識をつけよう
- 5-2 現象別に理解を深めよう!
- 1 理解のコツは「ズームイン」
- 2 現象別理解のためのポイント
- 5-3 用具を使いこなそう
- 1 解析で活用,トレーシングペーパー
- 2 距離をすばやくデバイダーで測る
- 3 等値線は「色鉛筆二刀流」で描く
第6章 合格を確実にする力をつける 実技突破実践編
- 6-1 まずは基本に忠実に―― 問題文のとらえ方と答え方
- 1 国語の試験だ!
- 2 問題文を簡略化しよう ―― テクニックその1
- 3 キーワードをつかもう ―― テクニックその2
- 4 出題者になりきろう ―― テクニックその3
- 5 森をしっかり見てから木を見よう
- 6 問題や解答例と喧嘩しない
- 7 出題者がどんな人かイメージしてみよう
- 6-2 的確な解答をするために―― 私の合格ノートから
- 1 基本の「型」を身につけよう!
- 2 問題と解答の対応を見ながら,キーワードを覚えよう
- 6-3 試験本番に向けた実践的勉強法
- 1 1時間で解く ―― 本番さながら過去問題法
- 2 指定文字数に近い分量で ―― 解答文作成法
- 3 解答用紙コピーのすすめ
第7章 あと1点で泣かないために
- 7-1 試験直前,何をすればいいの?
- 1 やるべきことは割り切って
- 2 持ち物は早めに揃えよう
- 3 前日や当日の心構え
- 7-2 試験当日の実践的お役立ちテクニック
- 1 ストーリーを把握しよう
- 2 どこから解くか決めよう
- 3 表現に注意しよう
- 4 聞いて得する「採点方法」
- 5 効果抜群! 指差し確認解答法
- 6 頭の中に見直しチェックリストを
- おわりに
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