ゼロからわかるLinuxサーバー超入門 Ubuntu対応版
IPv4のアドレスが取得できない場合
この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分
IPv4アドレスが取得できない場合,
- 1)VirtualBox
(以後VB)を動かしているWindowsマシンのIPv4用のDHCPサーバーが存在しない - 2)ウイルス対策ソフト等で,
DHCPサーバーはあっても, VB側にIPアドレスの受信ができていない - 3)VBの環境の問題で,
IPアドレスの取得に失敗している
つまり,
なので解決策としては,
- 1) もしWindowsで,
DHCPを使わずに, 手動でIPアドレスを設定している場合は, Linux側も手動で設定してみてください。また, もし会社で学習されている場合は, DHCPサーバーが個人のWindowsマシンではなく, 会社全体で統括されている場合があります。登録されていないコンピュータ (VB上のLinux) に対して, IPアドレスを割り当てない設定のケースも考えられます。その時は, 情シスなど管理者に相談してみてください。 - 2)一時的にウィルス対策ソフトを止めて,
IPアドレスの取得をしてみるとうまくいくかもしれません。 - 3)VB固有の問題として,
以下のリンクの情報を見つけました。この例によると, ブリッジ接続の場合に, IPv6しか取れないケースがあるようです。解決策として, サーバー設定で, 接続をNAT接続に切り替えてから, 仮想マシンのネットワークを再起動, その後, IPアドレスが取れたことを確認して, 再び, ブリッジに切り替えて再起動するとうまくくいったようです。
https://serverfault. com/ questions/ 920563/ virtualbox-vm-only-getting-ipv6-over-bridge-connection-how-to-get-ipv4-address
具体的には,
- a) 本書52pを参考に,
ブリッジアダプターをNATに切り替える - b)
sudo service networking restart
コマンドでネットワークを再起動 - c)
ip a
コマンドで確認 - d) 52pを参考に,
ブリッジアダプターに戻す - e)
sudo service networking restart
コマンドでネットワークを再起動
もし,
ただ,
- イ) 手動でIPアドレスを振る技術があるなら,
自分で振って使う - ロ) IPv4を諦めて,
IPv6を使う。IPv6でも問題なく接続できるので, IP aで出てきたIPv6のアドレスをブラウザに入力するなどして使用してください。