しくみ図解シリーズボイラー技士の仕事が一番わかる

[表紙]ボイラー技士の仕事が一番わかる

紙版発売
電子版発売

A5判/176ページ

定価2,200円(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-297-13856-1

電子版

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書籍の概要

この本の概要

日常生活の中でボイラーそのものを目にすることは少ないものの,病院やホテルなどの大きな建物の冷暖房のほか,蒸気で作動する機械や発電に利用されるなど,ボイラーは我々の生活にとって非常に重要な役割を果たしています。しかし,一定の基準以上のボイラーを取り扱うためには,ボイラー技士,あるいはボイラー取扱技能講習修了の資格が必要になります。実は毎年約3万人の人たちがボイラー技士(特級・一級・二級)の試験を受けています。本書は,ボイラーについて学習する初心者のために,ボイラーを扱う上で必要になる基礎知識を万遍なくピックアップして,図解でわかりやすく解説していきます。また,既にボイラー関連の業務に就いてる方にも,業務上の参考手引きとして活用できる書籍です。

こんな方におすすめ

  • ボイラー 二級技術者
  • ボイラー技士試験の受験者
  • ボイラー関連の業務に就いている方,もしくは就こうとしている方

本書のサンプル

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目次

1章 ボイラーの基本

  • 1 ボイラーの構成
  • 2 炉(火炉)
  • 3 ボイラー本体
  • 4 ボイラーの容量と効率

2章 ボイラーの構造

  • 1 ボイラーの分類
  • 2 丸ボイラー
  • 3 水管ボイラー
  • 4 鋳鉄製ボイラー
  • 5 特殊ボイラー

3章 計器と制御

  • 1 圧力計
  • 2 水面計
  • 3 流量計
  • 4 通風計
  • 5 安全弁
  • 6 送気系統の装置
  • 7 給水・吹出し装置
  • 8 付属設備
  • 9 ボイラーの制御
  • 10 フィードバック制御
  • 11 シーケンス制御
  • 12 圧力と温度の制御

4章 取り扱いと管理

  • 1 点火前の準備
  • 2 点火
  • 3 圧力上昇中の取り扱い
  • 4 通常運転中の取り扱い
  • 5 運転時の異常への対応
  • 6 付属装置の取り扱い
  • 7 ボイラーの保全
  • 8 ボイラーの水管理
  • 9 ボイラー水中の不純物
  • 10 ボイラー補給水の処理

5章 燃焼のしくみと燃料

  • 1 燃料の基本
  • 2 液体燃料
  • 3 気体燃料
  • 4 固体燃料
  • 5 燃料装置
  • 6 気体燃料の燃焼
  • 7 固体燃料の燃焼
  • 8 通風
  • 9 燃焼と排ガス

6章 関係法令

  • 1 労働安全衛生法に定めるボイラー
  • 2 ボイラーの使用目的
  • 3 蒸気ボイラーの適用区分
  • 4 温水ボイラーの適用区分
  • 5 貫流ボイラーの適用区分
  • 6 製造,設置,検査までの規制
  • 7 ボイラー技士・ボイラー取扱作業主任者

7章 ボイラー技士の仕事

  • 1 ボイラー技士 1日の仕事
  • 2 ボイラー技士の主な仕事
  • 3 ボイラーの安全な運転と保守
  • 4 ボイラー技士の主な仕事 ホテル・旅館
  • 5 ボイラー技士の主な仕事 建設現場
  • 6 ボイラー技士の主な仕事 病院・医療施設
  • 7 ボイラー技士の主な仕事 工場・施設

8章 ボイラー技士の免許取得

  • 1 ボイラー技士免許試験
  • 2 二級ボイラー技士の免許取得
  • 3 一級ボイラー技士の免許取得
  • 4 特級ボイラー技士の免許取得
  • 5 ボイラー実技講習
  • 付録1 知っておきたい熱と上記の基礎知識157
  • 付録2 ボイラー技士のための知っておきたい用語集

著者プロフィール

飯島晃良(いいじまあきら)

博士(工学),技術士(機械部門),甲種危険物取扱者

日本大学理工学部 教授

大学において,高効率エンジンの燃焼研究を通じ,危険物取扱の実務にも従事。講義では,熱力学,内燃機関,エネルギー変換工学,伝熱工学,機械工学実験,機械設計製図などを担当。学外向けには,危険物取扱者試験の受験対策講師を担当。次世代内燃機関の研究により,日本機械学会奨励賞,自動車技術会浅原賞,日本燃焼学会論文賞,日本エネルギー学会奨励賞,SETCBest Paper などを受賞。