中学数学+αシリーズ中学数学+αでわかる線形代数のエッセンス
~現代に必要不可欠な数学、そのわけ~

この本の概要

本書では,中学数学で理解できる線形代数の考え方を紹介し,内積と外積,三角関数などをプラスアルファすることで,線形代数への理解を深める構成になっています。

ものの量の表し方から入り,身近なものを例にスカラー量・ベクトル量を解説します。線形代数の考え方の元になっている内容を拾いながら進めていくので,くじけることなく親しみをもって読み進めることができます。

そして線形代数の「線形」とはそもそも何なのか,イメージをつかんでもらい,ベクトルや行列へと進んでいきます。なぜそれらが必要になってくるのかという点についても折々で触れますので,本書が読み終わるころには,基礎的な考え方がわかるようになっているのはもちろん,線形代数への抵抗もがなくなっているでしょう。

著者は知りたい!サイエンス『中学数学からはじめる暗号入門』を執筆した関根章道先生です。

こんな方におすすめ

  • 行列やベクトルなど,いまいちピンとこない人
  • 大学で線形代数の分野に触れてつまずいている学生
  • 学び直しをしたい社会人
  • 機械学習・深層学習で線形代数を勉強する必要がある方々など

本書のサンプル

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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著者プロフィール

関根章道(せきねあきみち)

1956年生まれ。日本大学理工学部数学科卒業。大学時代の専攻は偏微分方程式。

趣味は楽器(ファゴット)演奏。アマチュアオーケストラに所属し,年数回ステージに立つ。今,はまっていることは料理とムエタイ(キックボクシング)。

都内にある私立高校に43年勤め定年退職。現在,麻布大学生命・環境科学部数学非常勤講師,ヒューマンアカデミー横浜校非常勤講師,品川翔英中学高等学校数学非常勤講師,日本リメディアル教育学会会員。2023年7月,日本テレビ『午前零時の森』に暗号出題者として,また2024年5月,NHK-BS『ダークサイドミステリー』にコメンテーターとして出演する。

著書に『人に話したくなる数学おもしろ定理』,『即断力が身につく数学おもしろセンス』,『中学数学からはじめる暗号入門』(いずれも技術評論社既刊)

得意なこと:良い音の柏手を打てる。
苦手なこと:自転車の立ち漕ぎ。