図解即戦力シリーズ図解即戦力
ITインフラのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

[表紙]図解即戦力 ITインフラのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

紙版発売
電子版発売

A5判/304ページ

定価2,420円(本体2,200円+税10%)

ISBN 978-4-297-14592-7

電子版

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書籍の概要

この本の概要

本書では,インターネットやモバイル通信を支えるITインフラのしくみと技術をフルカラーの図解で解説します。この解説を通して,初学者が押さえておきたいネットワークやサーバ,クラウドサービスについての基礎知識を習得できます。これからITインフラの基本を学びたい人やITインフラエンジニアを目指している人におすすめの1冊です。

こんな方におすすめ

  • ITインフラの基本を学習したい人
  • ITインフラエンジニアを目指している人

本書のサンプル

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目次

Chapter1 ITインフラの基礎知識

  • 01 ITインフラとは
  • 02 ITインフラの構成要素
  • 03 ITインフラの形態
  • 04 ITインフラ選択のポイント
  • 05 ITインフラエンジニアの歴史と現状
  • 06 ITインフラエンジニアの仕事

Chapter2 ネットワークの基礎知識

  • 07 ネットワークとは
  • 08 ネットワークの種類
  • 09 ネットワークの接続構造
  • 10 ネットワークの構成要素
  • 11 ネットワークプロトコルと標準化
  • 12 各層の役割と関連するプロトコル
  • 13 イーサネット
  • 14 IPアドレスとサブネットマスク
  • 15 ポート番号
  • 16 主要なアプリケーションプロトコル
  • 17 TCPとUDPの基本
  • 18 ネットワーク通信の仕組みと技術
  • 19 クラウド・仮想化時代のネットワーク
  • 20 モバイルネットワーク
  • 21 ネットワークのセキュリティ

Chapter3 サーバー・OS・ミドルウェアの基礎知識

  • 22 サーバーの基礎知識
  • 23 マザーボードとCPU/GPU
  • 24 記憶装置~ストレージとメモリ
  • 25 NIC:ネットワークインターフェースカード
  • 26 サーバーを構成するその他のハードウェア
  • 27 BIOSおよびUEFIの役割
  • 28 OSの役割
  • 29 ミドルウェアの役割
  • 30 サーバー仮想化技術

Chapter4 ITインフラのクラウド化

  • 31 クラウドコンピューティングとは
  • 32 クラウドサービスの提供モデル
  • 33 IaaSでITインフラを構築する
  • 34 パブリッククラウドのメリットとデメリット
  • 35 プライベートクラウドのメリットとデメリット
  • 36 サーバーレス
  • 37 オンプレミス環境からクラウド環境へ
  • 38 オンプレミスへの回帰
  • 39 クラウドネイティブ ~進化するITインフラとアプリケーション
  • 40 マイクロサービス
  • 41 コンテナ仮想化技術 Docker/LXD
  • 42 マイクロサービス開発とDocker
  • 43 コンテナオーケストレーション Kubernetes/Docker Swarm
  • 44 OpenStackで実現するプライベートIaaS
  • 45 主なパブリッククラウド

Chapter5 Webシステムの基礎知識

  • 46 ITインフラを支えるWebシステム
  • 47 Webシステムの構成
  • 48 Webシステムのプロトコル「HTTP」
  • 49 Webアクセスをセキュア化する「HTTPS」
  • 50 スケールアップ/スケールアウトによる高速化
  • 51 プロキシ(代理応答)による高速化
  • 52 キャッシュによる高速化
  • 53 CDNシステムによる高速化
  • 54 ロードバランサー(負荷分散)による高速化

Chapter6 ITインフラの構築・運用・監視

  • 55 ITインフラの設計
  • 56 ハードウェアの選定
  • 57 ソフトウェアの選定
  • 58 サーバー構築の基本
  • 59 ネットワーク設定の基礎
  • 60 セキュリティ対策の基礎
  • 61 インフラ管理の日常業務
  • 62 ソフトウェアの更新とパッチ管理
  • 63 バックアップとリカバリー
  • 64 監視システムの設計
  • 65 ログ管理と分析
  • 66 アラートと通知システム

Chapter7 障害対策とセキュリティ

  • 67 障害対応プロセス
  • 68 障害復旧計画の策定
  • 69 データ復旧計画
  • 70 フォールトアボイダンスとフォールトトレランス
  • 71 コンプライアンス
  • 72 脆弱性管理とセキュリティ監査
  • 73 アクセス制御と認証
  • 74 暗号化とデータ保護
  • 75 インシデントレスポンスとリカバリー

著者プロフィール

鶴長鎮一(つるながしんいち)

大学院在学中よりインターネット接続サービス事業に携わり,その後M&Aを経て現在は大手通信事業者に勤務。卓越した技術力と豊富な経験を認められ,社内最高峰の技術者称号を取得。Webシステムやサーバー管理の分野で幅広い知見を持ち,実践的かつ教育的な技術書の執筆でも高い評価を得ている。主な著書に,『サーバ構築の実際がわかる Apache[実践]運用/管理』『図解即戦力 Web技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社),『作りながら学ぶ Webシステムの教科書』(日経BP)など。


山本尚明(やまもとなおあき)

2005年より通信事業者にて,DNSおよびメールシステムのサーバーやネットワークを中心に,電気通信事業に関連するシステム監視,運用,設計および内製開発を経験。チームリードやプロジェクトマネージャー・プロジェクトリードを多数務め,データセンターでの物理作業からシステム構築・設定の論理作業まで幅広い領域を担当。現在は,事業会社にて,関連企業全体のパブリッククラウド活用推進などを行うCCoE(Cloud Center of Excellence)を担当し,クラウド分野を中心に携わる。


山根武信(やまねたけのぶ)

ソフトウェアハウスでUNIXアプリケーションの開発および,開発環境管理を経験。次に,通信事業者にてISP系サーバー(認証/DNS/メール等)の開発業務に従事し,外製化されたシステムの内製化のためにOSSを積極採用し内製インテグレーションを実施。その後,サーバー基盤に特化し,オンプレミス環境におけるサーバー基盤開発およびインフラ自動化開発,パブリッククラウド環境におけるDevOps推進のための基盤開発を経験。現在はオンプレミス環境の複数サーバー基盤のアーキテクチャ統一や基盤統合を推進中。


北崎恵凡(きたざきあやちか)

20年以上にわたってISPと携帯電話事業にてメッセージングサービス,システムの設計・開発・運用・保守に携わる。社外では迷惑メール対策委員会,迷惑メール対策推進協議会,インターネット協会 客員研究員,JPAAWGメンバーなど,安心・安全なコミュニケーションが提供されるために精力的に活動。趣味でモノづくり,コミュニティ活動「野良ハック」や技術書の執筆や月刊誌への寄稿を行う。