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生命が躍動する「生きた歴史の書」
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「世界地図を虚心坦懐に眺めてみてください。
(略) 僕らはあまりにも, ユーラシア大陸の 『中心』 について, 何も知らなすぎる。そう考えざるを得ないと思うんです。世界史の 『中心』 について僕らが 『あまりにも知らない』 ということは, 逆に, そこにこそ何か, 僕らがいまだ気づいていない認識のゆがみ, あるいはつかみそこねている真実のカギが眠っていることを思わせます」
名越氏が
「仮に人類の歴史が大きなひとつの生命体だとすれば,
これ (注・ ヨーロッパ史を中心に構築された従来の歴史) はあまりにもわかりやすすぎるのではないか。それは解剖され, 分類され, 整理されつくした 『標本』 に過ぎないのではないか, という疑念がわいてくる」
確かに,
栗本氏が描いているのは,
記事中で紹介した書籍
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栗本慎一郎の全世界史 ~経済人類学が導いた生命論としての歴史~
「パンツをはいたサル」以来,幅広く活躍してきた栗本慎一郎氏がライフワークにしてきた世界史の再構築。栗本氏は本書を事実上の遺作として,本気で世に問う最後の作品...