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UnityやUnreal Engineをはじめとするゲームエンジンの発展と普及により,ゲーム制作は大きな変化を遂げました。内部処理や実装の多くをそれらが代替してくれることから,個人や学生であっても本格的な作品を作ることができるようになっています。
ただし,だからといってグラフィックスの基礎部分を学ぶ意味が失われたわけではありません。より理想に近づけるため,あるいは実験的な試みを行うためにはそれまでゲームエンジン任せにできていた部分に手を加え調整していく必要があります。
本書「Direct3D 12 ゲームグラフィックス実践ガイド」は現役のゲーム開発者がポリゴンの表示からライティングに至るまでの基礎を丁寧に解説した“本気”の書籍です。
ポリゴンの描画
ライティング
現場で使えるゲームグラフィックスを身に付ける
本書では基礎的な数学の知識やプログラミングの知識を省略し,その分理論とその導出,概念からコードとしての実装を徹底解説しました。何気なく利用する設定や実装が何故必要になるのか,どうして使われるようになったのか,丁寧な解説と参考文献で詳細に理解できるようになります。
これからゲーム開発の現場に携わりたいと考えている人には現場で活かせる実践的な学びを,既にゲームグラフィックスの現場で働いている人にも今まで学んだ知識の整理や新しい発見を,それぞれもたらすことができるでしょう。
ライトの表現
イメージベースドライティング
今後も技術や理論,ツールの性能は進化し続けていきますが,ゲームグラフィックスとそれを実現するグラフィックスプログラミングの根本としての考え方や理論,基礎が陳腐化することはありません。
本書をマスターして「現場で戦い抜くための本当の基本」を身に付けましょう!