週刊Webテク通信

2009年1月第2週号1位は優雅なWeb制作のためのJavaScriptライブラリyuga.js/気になるネタはVAIO type P

「デイリーWebテク」というメルマガの発行人・芦之由と申します。デイリーWebテクは、Webデザインやサイト制作に役立つブログ記事やニュースをセレクトしてほぼデイリーでお届けするメルマガです。

今回から「週刊Webテク通信」として、デイリーWebテク一週間分の記事から厳選したWebテク情報を紹介していきたいと思います。その前にWebテクって何だよと思った人も多いでしょうが、Webテクニック・Webテクノロジーの略だと思ってください。

今回は、先週2009年1月5日~1月11日の一週間分の記事から独断と偏見でベスト5を選びました。先週は、CSS3の作例紹介とCMSに関する記事を複数取り上げています。CSS3のテクニックは今のところブラウザを選びますが、使ってみたいものばかりで興味深いですね。

なお、デイリーWebテクのメルマガやバックナンバーについては、この記事の最後にある著者プロフィールをご覧ください。

今週のWebテク記事ベスト5

1. yuga.js :: Kyosuke.jphttp://kyosuke.jp/yugajs/

Web制作を優雅にするために作られたJavaScriptライブラリyuga.jsが、バージョンアップするとともに作者によるドキュメントページが公開されました。ロールオーバー、ページ内のするするスクロールなど、JavaScriptで実現する基本的な機能をまとめたライブラリで、jQueryを必要とします。

かなり昔から知る人ぞ知る存在の便利ライブラリだったのですが、有志によるデモページなどはあったものの、以前の配布サイトはあっさりとしたものでした。これで、似たようなコンセプトのMJL(MITSUE-LINKS JavaScript Library)とともに、今後もっと注目されるようになることでしょう。

図1 待望のyuga.js公式配布サイト
図1 待望のyuga.js公式配布サイト

2. 5 Techniques to Acquaint You With CSS 3 - NETTUTShttp://nettuts.com/tutorials/html-css-techniques/5-techniques-to-acquaint-you-with-css-3/

Webkit系、Mozilla系で試験的に実装されているCSS3の機能を使った作例紹介です。角丸、透明度、ドロップシャドウのほか、可変するボックスも作れるようです。今のところサイズを可変できるボックスはSafariでしか動かないとのことでした。

3. Push Your Web Design Into The Future With CSS3 | CSS | Smashing Magazinehttp://www.smashingmagazine.com/2009/01/08/push-your-web-design-into-the-future-with-css3/

2位で紹介した記事同様、CSS3の機能を使った作例の紹介です。 画像を使ったボーダー、@font-faceによってローカルにはないフォントを読み込んで使用する例なども紹介されています。各サンプルごとに現状の対応ブラウザが載っているのもうれしいところ。

4. CSSの基本的な話。 | ykhrhttp://ykhr.jp/blog/2009/01/css.html

主要ブラウザごとにCSSで気をつける点がつらつらとまとめてあります。先輩Webデザイナーが後輩にアドバイスしているような飾らない文体(?)がステキです。

「CSSの基本的な話。」の話。 』というこの記事の解説(フォロー?)エントリーもできていました。⁠CSSの基本的な話。」はヒントを与えるのであとは調べろよというようなあっさり風味なのですが、反響が大きかったからかこっちでは細かく説明してくれています。両方読むと結構なボリュームですが、面白い文章なので楽しく読めると思います。

5. How to Embed Almost Anything in your Websitehttp://www.labnol.org/internet/how-to-embed-in-html-webpages/6365/l

RSSフィード、MP3、YouTubeのHD動画、グラフ、Word文書、PDFなどなど、いろんなものを簡単にWebページやブログに埋め込む方法の紹介。ちなみにRSSフィードは、Google ガジェットを使って埋め込む方法が紹介されています。

図解などはありませんが、簡潔にまとまっているので英文でも読みやすいと思います。 翻訳するとウケそうなエントリーなので、きっと誰かが日本語版を作ってくれるはずと期待してます。

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