週刊Webテク通信

2011年12月第2週号1位は、はじめてのCSSメタ言語はLessがおすすめ!気になるネタは、グーグル、Flipboard対抗アプリ「Currents」発表

ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2011年12月5日~12月11日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. はじめてのCSSメタ言語はLessがおすすめ! ≪ NAVER Engineers' Bloghttp://tech.naver.jp/blog/?p=951

CSSメタ言語のLessとSassを比較して、Lessの方がシンプルで初めての人には適しているという内容の記事です。CSSメタ言語とはCSSを拡張したもので、色や値の指定に計算式が使えたり、複数個所で同じ記述を使いたい場合は変数のように定義できたりと、効率的かつ高度にCSSの記述ができるようになります。

Lessの使い方のヒントや役に立つツールの紹介もあり、記事の最後には意外なオチも用意されています。

LessとSassのどちらを使うにせよ、あるいは使わないにしても、これらCSSメタ言語について知っておくことは今後必要となってきそうです。

図1 CSSメタ言語はLessがおすすめの理由
図1 CSSメタ言語はLessがおすすめの理由

2. 40 Best Photoshop Tutorials From 2011 | Creative Nerdshttp://creativenerds.co.uk/tutorials/40-best-photoshop-tutorials-from-2011/

2011年に発表されたPhotoshopチュートリアルから厳選された40個の記事が紹介されています。

また、2011年11月のIllustratorチュートリアルをまとめたIllustrator Tutorials Roundup ― November 2011 | Vectorious.net Blogという記事もありました。

図2 2011年のPhotoshopチュートリアルベスト40
図2 2011年のPhotoshopチュートリアルベスト40

3. 10+ New Collection of Vintage and Retro Websites for Inspirationhttp://www.wokay.com/technology/10-new-collection-of-vintage-and-retro-websites-for-inspiration-56735.html

ビンテージ&レトロなWebデザインのショーケースです。主に米国でのWebデザインのトレンドとして、レトロなデザインはすっかり定着しました。

かなり手間のかかっていそうな、見応えのあるデザインのサイトばかりですね。

図3 ビンテージ&レトロなWebデザインのショーケース
図3 ビンテージ&レトロなWebデザインのショーケース

4. HTML5に踏み出せない人に捧げる、HTML5を使う10の理由 | コリスhttp://coliss.com/articles/build-websites/operation/work/top-10-reasons-to-use-html5-by-codrops.html

「Top 10 Reasons to Use HTML5 Right Now」⁠今すぐHTML5を使う10の理由)という記事を翻訳したものです。HTML5を使うべきポイントが簡潔に紹介されています。

原文の記事には、それぞれの項目を補完するためのちょっとしたリンク集が付いており、そちらも参考になりそうです。

図4 今すぐHTML5を使う10の理由
図4 今すぐHTML5を使う10の理由

5. にわかに流行中の『スマホ×紙広告』のまとめ ≪ INFOBAHNhttp://www.infobahn.co.jp/social-marketing/8608

スマートフォンと連動させた雑誌広告を各種紹介しています。直接Webデザインには関係ないのですが、とても興味深い内容でした。

広告の上にスマートフォンを載せて動画を再生させるというのは、ちょっとしたアイデアなのですが、物珍しさもあり効果的だと思います。

今後日本でもこの手の広告が増えるのではないでしょうか。

図5 スマートフォンと連動させた雑誌広告いろいろ
図5 スマートフォンと連動させた雑誌広告いろいろ

そのほか、先週の記事の中から、Twitterに関するニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

Schemerhttp://www.schemer.com/

Schemerは、Googleが招待制でベータ公開している新サービスです。

行動をレコメンドするポータルサイトとのことで、何をすべきかを探したり、自分のやる予定のことに対してアドバイスをもらえたりするソーシャルサービスのようです。

公開スケジュール帳のようなものかなと思っていたのですが、実際の使われ方を見てみると、ToDoリストや「やってみたいことリスト」の共有サービスのような感じです。

「scheme」という単語には、⁠計画。企画。体系。枠組み。」といった意味がありますが、計画よりむしろ企画のほうが当てはまりそうな投稿が多いようです。

自分の予定ややりたいことを「scheme」として投稿するのですが、その際に締め切り日などの設定はありません。schemeは公開と非公開が選べ、公開されたschemeには別の人が「I WANT TO DO IT」⁠ALREADY DONE IT」を押したり、コメントを残すことが可能です。日本語版はまだですが、日本語の入力や検索も問題ありません。

Google+と連動したり統合されたりしていくのでしょうが、今のところ別サービスとして独立している感じです。Google+と統合されてこそ面白みがでてくるサービスなのでしょう。

現在招待制ですが、Google+上で「http://schemer.com/invite/」で検索すると、招待リンクがすぐに見つかると思います。

以下の記事で紹介されていました。

図6 Googleの行動レコメンドサービスSchemer
図6 Googleの行動レコメンドサービスSchemer

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