週刊Webテク通信

2012年3月第2週号1位は、これからの未来を見据えたWeb制作について、気になるネタは、アドビの新ツール「Shadow」は、モバイル用Webアプリ開発者必須のツール

ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2012年3月5日~2012年3月11日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. For a Future-Friendly Web | Brad Frost Webhttp://bradfrostweb.com/blog/web/for-a-future-friendly-web/

これからの未来を見据えたWeb制作についての、スライドとセミナー動画を公開しています。

以下のようなことが説明されています。

  • パソコンだけでなくスマートフォン、タブレットなどいろんな環境で見られることを前提とする
  • レスポンシブWebデザインは万能薬ではないが、正しい方向に向かう重要なステップ
  • モバイルファーストとレスポンシブWebデザインを組み合わせるのはいい考え
  • プログレッシブエンハンスメントはFuture-Friendlyデザインにおいて必要不可欠
  • 多様なユーザーに向けてデザインする

それほど目新しいことが述べられているわけではありませんが、これからのWeb制作に必要な考え方が、うまくまとめられていると感じました。

図1 Future-FriendlyなWeb制作について
図1 Future-FriendlyなWeb制作について

2. Principles for Successful Button Design | Webdesigntuts+http://webdesign.tutsplus.com/articles/design-theory/principles-for-successful-button-design/

ボタンデザインにおける原則やルールについて解説しています。

  1. ブランドとマッチさせる
  2. サイトのスタイルとマッチさせる
  3. ボタンに他との十分なコントラストをつける
  4. ボタンを角丸にするかどうかは、よく考える
  5. 優先順位の低いUI要素を、それほど強調しない
  6. 枠線の色をマッチさせる
  7. ぼけた影をつけるときは注意する
  8. ちょっとしたアイコン要素で意味を与える
  9. 優先順位によってのスタイルの区別の付け方をよく考える
  10. 状態によってのフィードバックを常に反映させる
図1 ボタンデザインにおける原則やルール
図1 ボタンデザインにおける原則やルール

3. 6 Best HTML5/CSS3 Presentation Frameworks | ZoomZumhttp://zoomzum.com/6-best-html5css3-presentation-frameworks/

プレゼンテーションなどに使えるスライドを、HTML5/CSS3で作成するためのフレームワークを6種類紹介しています。

「html5 Slides」はGoogleが提供するフレームワークで、結構有名なものです。

「Impress.js」は、拡大/縮小や回転を使った、動きにインパクトのあるスライドを作れます。スライドのページが切り替わるときに立体的な動きをする「Reveal.js」も面白いですね。

図3 スライド作成のためのHTML5/CSS3フレームワーク
図3 スライド作成のためのHTML5/CSS3フレームワーク

4. 15+ Top CSS3 Generator Softwareshttp://www.ispsd.com/03/15-top-css3-generator-softwares/

CSS3のジェネレーターを各種紹介しています。

CSS3の新機能を網羅したものもあれば、グラデーション/シャドウ/角丸など特定の効果に特化したものもあります。

図4 CSS3のジェネレーターいろいろ
図4 CSS3のジェネレーターいろいろ

5. Less is More: 32 Clean & Minimal Websiteshttp://designm.ag/design/less-is-more-32-clean-minimal-websites/

クリーンでミニマルなWebサイトのギャラリーです。

アイコンやイラストを中心に構成したものや、大きな写真を効果的に使ったものなど、シンプルながら印象に残るサイトが豊富に紹介されています。

図5 クリーンでミニマルなWebサイトのギャラリー
図5 クリーンでミニマルなWebサイトのギャラリー

そのほか、先週の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

URL指定可能なレスポンシブWebデザイン対応確認ツール・responsive.isと似たようなやつ何個か | かちびと.nethttp://kachibito.net/web-service/responsive-is.html

今回は、レスポンシブWebデザインの表示確認用Webサービスを紹介している記事を取り上げます。

この記事のメインの話題としては、表示確認のURLを生成できるサービスを2つ取り上げています。ほかにも、以前取り上げたツールとして5個のリンクが紹介されているので、あわせて7つのサービスが紹介されていることになりますね。

「Responsinator」は、複数デバイスの表示チェック結果が、まとめて1ページで見られるのが便利そうです。各デバイスを模したそれぞれの画面の中は、ちゃんとスクロールして表示を確認できます。

図6 レスポンシブWebデザインの表示確認用サービスの紹介
図6 レスポンシブWebデザインの表示確認用サービスの紹介

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