2016年6月第2週号 1位は、スタイルガイドに必要な項目や運用のヒント、気になるネタは、Snapchat、Twitterをデイリーアクティブユーザー数で超える

ネットで見かけたWebテク（Webテクニック・Webテクノロジー）記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2016年5月30日～6月1日の間に見つけた記事のベスト5です。

Webサイトのデザインや文章表現に一貫性を持たせるために重要なスタイルガイドについて、必要な項目や運用のヒントを解説した記事です。

以下の項目に分けて説明しています。

スタイルガイドには責任者が必要で、その人（あるいはグループ）が、改定したり質問に答えたりする必要があるとのことです。

メールデザインのトレンドについてまとめた記事です。

最近流行りはじめているのではないかという、煙のような効果を使ったサイトをまとめています。サイトの実際の動きが分かるように、動画も掲載されています。

煙のような効果を実装するCSS＆Javascriptも紹介されていました。

SVGをうまく使ったWebデザインのギャラリーです。

様々な画面サイズできれいに表示できるベクターベースのSVGを、ロゴや図形、イラストなどに使った実例が多数紹介されています。

1ページ完結型のWebデザインをまとめています。シングルページのWebサイトは、一時的な流行ではなくすっかり定着しましたね。

スクロールに合わせた効果がいろいろあって参考になりますが、ここに紹介されているサイトくらいの効果じゃないと、もうインパクトはないのだろうなと実感しました。

そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

今回は、モバイルサイトのパフォーマンスをチェックするツールを紹介します。以前からスマートフォン向けにサイトを最適化することを推奨している、Googleが提供するものです。

URLを入力すると、モバイルへの対応状況とモバイルでの速度、デスクトップでの速度とが100点満点で採点されます。評価の詳細や解決のためのヒントを見ることができ、参考になりそうです。

チェックしたサイトの画面がはめこまれたスマホやラップトップが表示されたり、動画が背景に使われていたりと、サイトデザインに注目してもよくできているサービスだと思いました。

Snapchatは1日あたり約1億5000万人が利用しており、Twitterを超えたそうです。Twitterは1日あたりのアクティブユーザー数を公表していませんが、アナリストの予測では1億4000万人以下とのこと。どちらもすごい数字です。

Snapchatは送信した画像やメッセージが相手の受信後消えることが特徴のチャットアプリで、特に若者に人気のようです。まあ、ふざけた画像やいけない画像などを送り合ったりするのに使われているんでしょう。

Snapchatを脅威に思ってかFacebookが似たようなチャットアプリを出したこともあります。しかし、日本ではあまり話題になることはありません。とはいえ、海外からずいぶん遅れて日本でブームになったInstagramの例もありますし、これから流行る可能性もないとは言い切れないですね。