週刊Webテク通信

2018年11月第4週号1位は、ウェブデザイン用に本当に使えるカラーパレットを作る方法、気になるネタは、広告なしで再生できる「YouTube Premium」日本上陸--音楽特化の「YouTube Music」

ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2018年11月12日~11月18日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. Building Your Color Palettehttps://refactoringui.com/previews/building-your-color-palette/

ウェブデザイン用のカラーパレットを作る方法を解説した記事です。

よくあるジェネレーターで5色のカラースキームを作っても、そのままウェブデザインに適用はできません。もっと様々な色のセットが必要だからです。

グレー、プライマリーカラー、アクセント色(数種類)を、それぞれ明度を変えた数種類そろえたカラーパレットが必要ということで、その選び方などを紹介しています。

ほとんどのプロジェクトでは、1つの色ごとに少なくとも5種類の明度を変えた色が必要とのことでした。

図1 ウェブデザイン用のカラーパレットを作る方法
図1 ウェブデザイン用のカラーパレットを作る方法

2. Predicting the Graphic Design Trends of 2019 – Hayley Salyer – Mediumhttps://medium.com/@hayley_salyer/predicting-the-graphic-design-trends-of-2019-663c44e39bee

2019年のグラフィックデザインの動向を予測した記事です。

  1. ショーケースの中の商品ディスプレイ
  2. 古典的なデザイン
  3. 昔のデザインを現代的にリバイバル
  4. 彩度の低い自然な色
  5. 手描きのイラスト、文字、グラフィックスのデジタル化
  6. 無秩序さをプラスする
  7. 広告でデザインを台無しにしない
  8. 図2 2019年のグラフィックデザインの動向予測
    図2 2019年のグラフィックデザインの動向予測

    3. GitHub - GoogleChromeLabs/ProjectVisBug: 🎨 Make any webpage feel like an artboard, download extension herehttps://github.com/GoogleChromeLabs/ProjectVisBug

    VisBugはGoogle Chrome Labsが提供するChromeの拡張機能で、デベロッパーツールの機能の一部をより使いやすく提供するツールです。

    カーソルを合わせた要素のサイズやCSSの設定がポップアップで一覧できたり、テキストやマージン、パディングのサイズを矢印キーで変更して確認できるなど、デベロッパーツールより簡単に使えるところが便利です。

    一方、CSSを記述して適用させるなど、デベロッパーツールにはあるけどVisBugにはない機能も多いので、併用する必要があるでしょう。

    図3 デベロッパーツールの機能の一部を使いやすく提供するChrome拡張機能
    図3 デベロッパーツールの機能の一部を使いやすく提供するChrome拡張機能

    4. Great UX designers to follow on Twitterhttps://flawlessapp.io/blog/great-ux-designers-to-follow-on-twitter/

    TwitterでフォローすべきUXデザイナーのアカウントをまとめています。

    8つのアカウントについては、簡単なその人の紹介と画像付きツイートを掲載しているのでわかりやすいです。

    さらに、テキストだけでの紹介で、デザイナーや企業、ブログのアカウントも紹介しています。

    図4 フォローすべきUXデザイナーのアカウントいろいろ
    図4 フォローすべきUXデザイナーのアカウントいろいろ

    5. Gamification: A guide for designers to a misunderstood concepthttps://uxdesign.cc/gamification-aguide-for-designers-to-a-misunderstood-concept-4de5bef0c5d9

    ゲーミフィケーションについてのデザイナーのためのガイドです。

    ゲームの要素をゲーム以外の製品やサービスに追加するゲーミフィケーションについて、どのように正しい方法でゲームシステムを構築するかを解説しています。また、3つの実例も興味深い内容でした。

    図5 ゲーミフィケーションについてのデザイナーのためのガイド
    図5 ゲーミフィケーションについてのデザイナーのためのガイド

    そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

Buffer Stories Creator - Quickly create thumb-stopping content for Facebook and Instagram Storieshttps://buffer.com/stories-creator

Bufferが提供する、Facebook/Instagramのストーリーのための画像を作るサービスです。ストーリー画面(風)のプレビューを見ながらビジュアルを作成できます。

背景画像1点と、ロゴなどの画像1点をアップロードできます。テキストは、タイトル/本文/キャプションと3種類の配置が可能です。もちろんフォントや文字サイズ、揃えを変更できます。

テキストに日本語は使えますが、日本語用のフォントがありません。わたしの環境では、このサービス上で日本語入力はできませんでしたが、日本語テキストのペーストはできました。

図6 ストーリーのための画像作成サービス
図6 ストーリーのための画像作成サービス

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