2021年8月第1週号 1位は、UI／UXのちょっとしたテクニックいろいろ、気になるネタは、ザッカーバーグ氏は110兆円規模のフェイスブックを「メタバース」企業にすると投資家に語る

ネットで見かけたWebテク（Webテクニック・Webテクノロジー）記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2021年7月26日～8月1日の間に見つけた記事のベスト5です。

UI／UXのちょっとしたテクニックをまとめています。シリーズ第8弾です。

意外と簡単なコードで実現できるHTML、CSS、JavaScriptのテクニックを6つ紹介しています。

スマートフォン向けの、バイブレーションを有効にする方法、画面を引っ張ってリロードする「Pull to refresh」を無効にする方法などもありました。

UIパターン／UIデザインを実際のプロダクトから集めたライブラリーサイトです。モバイルアプリやWebサービスのUIを豊富なスクリーンショットや動画（GIFアニメ）で見られます。

海外で人気のアプリのUIを、実際にインストールしなくても研究できて便利です。

CSSをショートハンドでまとめて記述する方法をまとめた記事です。16種類もの記述例を掲載しています。

参考にしたコードがショートハンドで書かれていて理解に苦しむケースもあるので、こうやってまとまったページがあると便利です。

ネオンカラーのWebサイトのギャラリーです。ネオンのような蛍光色っぽい色が使われています。

ネオンカラーのパレットを作るための「Neon Color Scheme Generator」も紹介していました。

そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

Pattern MonsterはSVGの背景パターンを作成、カスタマイズできるサービスです。単純なものから複雑な模様まで豊富なパターンをベースに使えます。

各パターンはサイズ、角度、色などを細かく調整できます。色は透明度も設定できて、背景を透明にすることも可能です。「⁠Inspire Me」ボタンを押すと、パラメーターを変更したパターンがランダムに適用されます。

作ったパターンはCSS、SVGのコードをコピーするか、SVG／PNGファイルでダウンロードできます。そのままでも魅力的なパターンが揃っており、カスタマイズ方法もわかりやすい便利なサービスだと思いました。

Facebookを「メタバース企業」にするとCEOのマーク・ザッカーバーグが語りました。メタバースとは、デジタル空間で人々と一緒にいることができる仮想環境とのこと。「⁠セカンドライフ」や「フォートナイト⁠」⁠、「⁠どうぶつの森」をイメージすればよさそうです。

パソコンからモバイルにプラットフォームの主戦場は移行しましたが、その次はメタバースということです。FacebookはVRハードウェアメーカーOculusを買収したり、ソーシャルVRサービス「Horizon」を開発したり（現在招待制ベータ）と布石を打ってきたわけですね。

細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」も、メタバースを描いた映画とも言えそうです。なお、メタバースには明確な定義や具体的なプロダクトはまだない段階とのこと。なので「竜とそばかすの姫」も「どうぶつの森」も「Horizon」も「メタバース的」なものと表現するのが良さそうです。