週刊Webテク通信

2021年12月第1週号1位は、WebデザインとUIのトレンドまとめ、気になるネタは、動画プラットフォーム「LINE VOOM」、Androidで提供開始

ネットで見かけたWebテク(Webテクニック・Webテクノロジー)記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2021年11月15日~28日の間に見つけた記事のベスト5です。

1. Top Web Design and UI Trends for 2022 - Designmodohttps://designmodo.com/web-design-trends-2022/

WebデザインとUIのトレンドをまとめた記事です。

  • 楽しく楽観的なデザイン
  • 黒と白の配色
  • 大胆で実験的なタイポグラフィ
  • 特大のポインター
  • 立体的なデザイン要素
  • ほとんどブルータリズム
  • スクロールするテキスト要素
  • グラスモーフィズム
  • さらに多くのグラデーション
  • 画像のないホームページ
  • レイヤー効果
  • 画面分割の美学
  • インタラクティブなタイプフェイス
  • メガフッター
  • インクルーシブ(包括的な/多様性を尊重した)デザイン
  • 斬新なイメージ
図1 WebデザインとUIのトレンドまとめ
図1 WebデザインとUIのトレンドまとめ

2. UI & UX Micro-Tips: Volume Tenhttps://www.marcandrew.me/ui-ux-micro-tips-volume-ten/

UI/UXに関するちょっとしたテクニックをまとめたシリーズの第10弾です。

  • 近接性はデザインの重要な原則なので上手に使う
  • UIの要素は常に互いに区別できるようにする
  • 見出しと本文の両方に最適なサンセリフフォント
  • 見出しと本文の両方に最適なセリフフォント
  • 優れたフォントの組み合わせはスーパーファミリーを使う
  • 影はほんのわずかだけ使う
図2 UI&UXに関するちょっとしたテクニック
図2 UI&UXに関するちょっとしたテクニック

3. Our favourite design systems and what makes them good | Wippyhttps://usewippy.com/blog/our-favourite-design-systems

有名な会社などが公開しているデザインシステムの中で、おすすめなものを紹介した記事です。また、どこが良いかも解説しています。

英国政府、IBM、Audi、Adobeなどのデザインシステムを取り上げていました。

図3 おすすめのデザインシステムとその良い点
図3 おすすめのデザインシステムとその良い点

4. Trying no-code tools as a designer | by Megan Ng | Nov, 2021 | UX Collectivehttps://uxdesign.cc/trying-no-code-tools-as-a-designer-116c991eb683

デザイナーがノーコードツールを試してみて、良かった点、問題点、学ぶためのヒントなどを解説しています。

WebデザインのためのWebflow、WebアプリのためのBubble、モバイルアプリのためのAdaloなど、ノーコードツールの未来は明るいと感じているとのことでした。

図4 デザイナーがノーコードツールを試してみた結果
図4 デザイナーがノーコードツールを試してみた結果

5. Swiffy Slider - Responsive and Mobile Touch Carouselhttps://swiffyslider.com/

Swiffy Sliderは、簡単に使える軽量なスライダー/カルーセルです。ブラウザの機能を最大限に利用することで、JavaScriptを極力使っていません。JavaScriptなしのシンプルモードでも動作します。

また、タッチ、マウス、キーボード、トラックパッドなど、あらゆる入力デバイスをサポートしているので、安心して使えそうです。

図5 簡単に使える軽量なスライダー/カルーセル
図5 簡単に使える軽量なスライダー/カルーセル

そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるツール/サービス

Grapevine | 3D virtual worldshttps://thegrapevine.tech/

Grapevineは3Dのバーチャル空間でチャットや共同作業が行えるサービスです。⁠あつまれ どうぶつの森」⁠海外でも「Animal Crossing」のタイトルで人気)のようなかわいいビジュアルですが、ターゲットはビジネスユーザーでバーチャルオフィス用途を想定しています。

空間オーディオを使って、近くの人とだけ話ができます。ボイスチャットだけでなくビデオ会議も可能で、付箋やホワイトボード機能もあります。

無料版では5人まで参加できてスペースのカスタマイズはできません。有料プランはメンバー1人あたり5ポンドなので、不特定多数が参加するイベント的な使い方は難しそうです。VRゴーグルを使った仮想空間での会議より、Grapevineのアプローチの方が普及しそうな予感はします。

図6 3Dのバーチャル空間にバーチャルオフィスを作れるサービス
図6 3Dのバーチャル空間にバーチャルオフィスを作れるサービス

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