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第8回サーバー管理者が突然退職!? 困り果てた経営者を救ったのはマネージドサーバー

マネージドサーバーのメリットを具体的な事例から探っていくシリーズの第2回目。今回の事例は、突然、サーバー管理者が退職してしまった小さなWeb制作会社です。慌てて後任の人材を探してみたものの管理者が見つからず、困り果てた経営者がたどり着いた先はマネージドサーバー。サーバー管理者の突然の退職というピンチを、マネージドサーバー導入によって、新規事業の立ち上げというチャンスに結びつけた好例とは…。

過大な負荷からサーバー管理者が突然の退職

Bさん:「この間、ホスティング業者からもらった事例の続きを見てみよう。えーと、サーバー管理者が突然辞めてしまったら…。そういえば、ついこの間もそんな話を聞いたような気がする。早速、内容を見てみよう⁠⁠。

B社の事例:突然の退職、ピンチをチャンスに!

B社は、Web制作会社で、従業員数は30人未満と小規模ながらも業績は順調。しかし、スタッフのほとんどはWeb制作に関わる技術者ばかりで、社内システムおよび顧客のサーバー管理に携われるスタッフはわずか一人。しかもWebデザインの仕事と兼任で行っていたため、サーバー管理者の業務負荷は大きくなっていました。

その管理者がある日、決意を秘めた表情で経営者に1通の封筒を手渡したのでした。そこには退職届の文字が書かれており、「私はWebサイトのデザインがやりたくてこの会社に入社しましたが、このままでは本来やりたかったデザインの仕事ではなく、サーバー管理が本業になってしまいます。大変申し訳ございませんが退職させて下さい」と、その理由を語りました。

この時のことを経営者は次のように振り返ります。

「これまで会社の業務に問題はなく、経営も順調に拡大してきました。しかし、その一方で業務拡大とともに、サーバー管理者にかかる業務負荷が次第に大きくなっていたのです。彼の入社理由がWebサイトのデザインをやりたいということは分かっていましたが、サーバー管理業務ができる人材は、そう簡単に見つかるものではありません。今日までなんらフォローもできないままでおりました。その結果、このように最悪の結末を迎えてしまったのです」と、これまでの対応を心から後悔したと言います。

しかし、それも後の祭りで、いくら翻意を促しても管理者の決意は固く、退職の意思が変わることはありませんでした。経営者は慌てて後任の人材を探すべく、四方八方手を尽くしてみたものの、専門知識と技術を持ち、激務を承知で引き受けてくれる適任者など、そう簡単に見つかるはずもありません。

最適な後任の管理者は「マネージドサーバー」

サーバー管理者の後任探しのめどが立たず、⁠彼の退職の期日が迫る中で、まさに途方に暮れていました」と経営者。その経営者に助け舟を出したのは、他ならぬ退職届を提出したサーバー管理者でした。

「管理者の彼が言うには、うちのような規模の企業が継続して適切なサーバー管理を行っていくには、ホスティング会社が提供する『マネージドサーバー』が最適だというのです」⁠経営者⁠⁠。

サーバー管理者の説明によると、マネージドサーバーなら、ホスティング会社の高度な知識と専門技術を持つ専任のエンジニアが、まるで自社のサーバー管理者のようにサーバーの保守運用管理を行ってくれるということでした。

早速、ホスティング業者に連絡を取ると、⁠万一の障害発生時も、マネージドサーバーならベンダーやPCサポートセンターなど、各方面に行っていた問い合わせを専任エンジニアに一本化できます。また、サーバーの障害対応も、障害の原因やトラブルの切り分けなど、管理者のスキルが必要ですが、マネージドサーバーを活用すれば、状態を的確に管理しているので、トラブルの原因をしっかりと突き止めて、迅速に対応します」との回答。

さらに、後任となる適任者を見つけることができたとしても、今後も増加する業務状況の中で、サーバー管理を自社で行っていくには複数の専任管理者が必要になります。24時間ノンストップ運用まで求められるようなことになれば、コストも作業負荷も甚大になります。そうした課題に対しても、⁠マネージドサーバーなら、サーバーの保守運用管理を完全にプロに委託できるため、例えばWebデザイナーが兼任でサーバー管理を行わなければならないと言ったこともなくなり、本業に専念できる環境が整います。このため、貴重な人材を失ってしまうようなことも無くなりますし、管理者が体調不良で欠勤ということになったとしても専任エンジニアがサーバーの保守運用管理を代行します」と、ホスティング業者の説明は理に適っていました。

まさに、⁠当社にとって、マネージドサーバーはベストの選択でした」⁠経営者⁠⁠。

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ホスティング会社の決め手はコンサルティング力

こうしてマネージドサーバーの導入を決めたB社ですが、ホスティング会社のサービスを選択するに当たっては、何よりホスティング会社のコンサルティングが決め手になったと言います。

「数社に話を聞いたのですが、一番分かりやすく、的確な提案を行ってくれる会社に決めました。専任担当者がついて当社の要望を丁寧にヒヤリングしてくれ、将来的な業務拡大に伴うシステムの拡張などを考慮に入れて、柔軟で最適なプランを提供してくれました。これにより、スムーズにマネージドサーバーの導入を行い、サーバーの運用管理を引き継ぐことができました」と経営者はホスティング会社を選択した理由を解説します。

マネージドサーバーの導入によって、サーバー保守運用管理を専任のエンジニアに委託し、サーバーの安定稼働を実現したB社。これにより生み出された余力を同社は新規事業の立ち上げに振り向け、さらなる発展を目指しています。

Bさん:「なるほど、中小企業ではサーバー管理ができる専任者はほとんどいないし、仕事を兼務している場合も多いから負荷も大きい。だから、属人的な管理になりやすいし、退職や異動の時に困ってしまうんだ。そういったリスクを減らすことも、マネージドサーバーを使えばできるんだ。とても参考になったな⁠⁠。

横から上司がその事例集を見て、

上司:「マネージドサーバーで業務に余力が出てきたわけだから、Bにはより一層頑張ってもらわないとな⁠⁠。

Bさん:「そんな~。」

マネージドサーバーは、管理者不足をも解決できると知ったBさん。ホスティング業者の事例は活きた教科書。次回はどんな課題を解決したのか、乞うご期待!

(次回は2月9日に公開予定です)

協力/シーズホスティングサービス

マネージドホスティング普及に心血を注ぐプロ集団。つねに顧客のニーズに合った最適なプランを提案してくれることで定評あり。利用者の立場を第一に考え、親身になって相談にのってくれるので、ホスティングの新規導入や他社からの乗り換えを考えているのであれば、ぜひ問い合わせてみてはどうだろう。

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