クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第23回『ビックリドッグ(その1)』

春ですねえ。

新年度を迎え、新しい生活に飛び出していく方々も多いのではないでしょうか。

クラフトマウスも丸1年。

どーんと(は、大げさですけど)飛び出す工作で新年度を迎えようと思います。

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ワンちゃんを描いてみましょう

  1. まずは、主人公のワンちゃんを描いていきます。

    今回は「同じ形のオブジェクトで構成する」という条件をつけて作っていきましょう。わざと不自由な条件付けの中で制作してみるのも、脳みそのいいトレーニングになるものです。

    まずは、円をひとつ描いてください。

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  2. 上端のポイントを削除して半円にします。

    このときアンカーポイントの削除ツールで削除すると、図のように弧になってしまうので、ダイレクト選択ツールで[選択⁠⁠→⁠削除]してから、両端のポイントを選んで連結してやりましょう。

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  3. 半円を複製します。

    適当に変形して、耳、顔、前脚、ボディ、後足、しっぽのパーツを作ります。

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  4. 犬のシルエットを思い浮かべながらパーツを組み合わせます。

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    パーツの下端などを揃えたいときは、整列パレットを使うと便利です。

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  5. 目と鼻、口も楕円ツールで描きます。

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  6. アートワークはこんなかんじです。

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  1. もう1匹描いてみましょうか。今度は四角形を使います。

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  2. 四角のワンちゃんを構成するパーツを複製、変形します。

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  3. 顔とボディに重なっている部分はブチ模様になります。

    しっぽは、重なった前面の四角形で切り抜いておきましょう。

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  4. パーツを組み合わせます。

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  5. アートワークはこんなかんじです。

    脚はオブジェクトをパスファインダで合体させています。

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次回はこのワンちゃんを使ってびっくり箱をクラフトします。

ラベルを作ってみましょう

  1. 箱のパッケージに使うためのラベルを作りましょう。

    頭で考えるよりも手を動かしている方が、良いアイデアが浮かんでくるものです。鉛筆でもタブレットでも構いません。思いつくままにラフスケッチを描いてみましょう。

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  2. アイデアが決まったら、ラフスケッチを画面にテンプレートとして配置します。

    スケッチをもとにして首輪の部分から描いていきます。アバウトなスケッチであれば、無理にぴったり合わせる必要はありません。描いている途中で気が変わってもOKです。

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  3. 3つの重なった円を描いたら、まず上の2つを選んで、⁠パスファインダ⁠⁠→⁠分割]します。余分な部分は削除します。

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    下の円も同様です。

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    首輪っぽいパーツができました。

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  1. 首輪の下端の円弧にあわせてテキストをいれていきます。

    下端の弧のみを選択(弧の中心ポイントだけを選んでやれば選択できます)してコピーします。同じ位置にペーストするために、⁠編集⁠⁠→⁠前面]を選んでペーストします。

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  2. パス上文字ツールでペーストした円弧をクリックして、文字を入力します。位置を調整しておきましょう。

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  3. オブジェクトの形状にあわせ、テキストを配置する方法は他にもいくつかあります。

    首輪の前面になるオブジェクトをコピーします。適当な位置にテキストを打ち込んで、テキスト選択したまま、オブジェクトを前面にコピーします。

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  4. テキストとオブジェクトの両方を選択して、⁠オブジェクト⁠⁠→⁠エンベロープ⁠⁠→⁠最前面のオブジェクト]で作成し、テキストがオブジェクトの形状に変形されました。

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    やってはみたものの、これでは文字を判別できませんね。でも、地のパターンとしては面白いのでこのまま生かすことにします。

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  5. 前面の首輪に色を引いて、テキストは白抜きにしました。

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  6. 次に、首輪の上辺に沿って、テキストを配置してみます。

    先ほどと同様に、沿わせたい円弧をコピーペーストして、パス上文字ツールで入力します。あらら、文字が弧の内側に入ってしまいました。

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  7. ここはあわてず、パス上文字ツールをダブルクリックして、ダイアログボックスを呼び出し、反転にチェックを入れて「OK」をクリックします。

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    または、ダイレクト選択ツールでハンドルを反対側にドラッグすることでも、テキストを外側に反転できます。

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  8. テキストの両端にあるハンドルをドラッグすれば、パスに沿ったまま文字の位置を調整できます。

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  1. 文字のサイズ、位置を合わせましょう。

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  2. このままだと、パスに文字がくっついてしまっていますね。パスを上部にずらしたり、ポイントを修正してもいいのですが、文字パレットの[ベースラインシフトを設定]を使うと簡単に修正できます。

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ラベルとワンちゃんを組み合わせます

  1. さあ、ラベルを仕上げていきましょう。

    先ほどのワンちゃん(どちらでも構いませんよ)を首輪パーツの間に配置します。

    顔の向きを変えてみました。

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  2. ちょっとレトロな感じもして、シンプルでいいかな、と思ったのですが、やはり、少しさみしいので、骨のパーツを加えました。

    円と四角形を合体させて描いてあります。

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  3. ドーンとテキストを配置します。

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  4. 各パーツのカラー、サイズ、位置、フォントの種類などを変更・調整して完成です。

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  5. 今回のレイヤーはこのようになっております。

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さあ、次回はワンちゃんたちをびよよ~んと飛び出させて見ましょう。

お楽しみに!

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