クラフトマウス ~パソコンで作る四季の手作りクラフト

第36回『テキスタイルしよう』

春ですねえ。

桜がちらほら、と思っていたら、がががと開き始めました。

桜の花を眺めながら一句…というのは、そちら方面の方々にお譲りして、桜の花をモチーフにしたオリジナル・テキスタイルの布地を作ってみませんか。

どんなデザインにしようかなあ……あ、桜の下で猫が昼寝をしています。おお、では猫と桜を合体させてみようではないか!

題して『猫桜⁠⁠。

アイデアなんて、どこに転がっているのかわかりませんね、今回は桜の下に寝転がっていましたが。

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猫を描いてみましょう

  1. 楕円ツールを使って、花びらを描きます。ポイントを削除して半円にします。

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  2. 上端に近いところにアンカーポイントを追加します。ハンドルを使って猫耳を引っ張り出しましょう。

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  3. 目とヒゲを描き加えて、全体を反転コピーします。

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  4. 上端と下端のポイントを繋げておきます。

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  5. グラデーションツールで色をつけました。

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  6. グラデーションパレットでカラースライダーの□をクリックして、カラーパレットで開始カラーと終了カラーを変更することが出来ます。

    花びらのふっくら感を出したかったので、円形グラデーションを使いました。

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猫を花に成形します

  1. 花びら全体をグループ化します。

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  2. 回転ツールで花の中心になるポイントを[option]キーを押しながら(Winは[Alt]キー)クリックし、回転ダイアログを呼び出します。

    5弁の花にしたいから360÷5=72°を入力したら、コピーボタンをクリックしましょう。

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  3. 変形を繰り返して(Macは[Command][D⁠⁠、Winは[Ctrl][D⁠⁠、花一輪の出来上がりです。

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花びらを地紋として配置していくやり方は幾通りかあります。

その内3つのやり方を紹介します。

パターン

花びらをスウォッチパレットにドラッグドロップ(作例では斜め下に複製を作っています⁠⁠。

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これで、花びらがパターンとしてパレットに登録されました。

後はパターンで塗りつぶしたいオブジェクトに適用してやればOKです。

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パターンが大きすぎるときは、拡大・縮小ダイアログのオプションでオブジェクトのチェックをはずして、プレビューを確認しながら適当な数値を入力してやります。

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シンボル

シンボルは、レイアウトした後に、一括して色などの調整が出来る重宝な機能です。

こちらもシンボル化したいオブジェクトをシンボルパレットにドラッグドロップしてやるだけです。

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単体で配置することも、シンボルスプレーツールを使って配置することも出来ます。

配置されたシンボルをインスタンス(ここではシンボルで通します⁠⁠。ツールで描かれたものをシンボルセットといいます。

配置したシンボル・セットは様々なシンボルツールを使って調整することが出来ます。

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シンボルシフトツールはセット内のシンボルを移動することが出来ます。

[shift]キーや[option]⁠Alt)キーとの組み合わせで、シンボルの重なり順を変更することも可能です。

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シンボルスクランチツールはシンボルの密度を調整します。

そのままならクリックした位置を基準にシンボルが集まってきます。

[option]キー(Alt)を併用すると広がります。

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シンボルリサイズツールはシンボルのサイズを調整します。

そのままなら拡大、⁠option]キー(Alt)を併用すると縮小します。

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シンボルスピンツールはシンボルを回転させます。

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シンバルステインツールは塗りのカラーに合わせて色相を変更できます。

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シンボルスクリーンツールは透明度の調整ができます。

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シンボルスタイルツールはグラフィックスタイルを適用できます。

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先ほども描きましたが、シンボルは大本のオブジェクトを変更すれば、その変更が配置したシンボルすべてに適用されます。

シンボルツールは使いこなすと、かなり面白いツールです。

私もまだまだ使いこなしているとは言い難いので、今後も一緒に使い方を工夫していきましょう。

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ブラシ

ブラシツールの中の、散布ブラシを使ってオブジェクトを配置します。

グラデーションを使っているとブラシ化できないので、通常の塗りを適用してあります。

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ダイアログボックスでサイズ、間隔、散布、回転の度合いや方法を設定できます。

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さて、どの方法でテキスタイルを作っていきましょうか。

ポイントになるよう、葉っぱを入れ込むことにしました。

花が猫なので、葉っぱは魚です。

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パターンで配置するなら、紋様が連続するように並べて、切り抜く四角形を最前面に描き、パスファインダ→切り抜きを適用してから、スウォッチパレットにドラッグドロップ(次回はオリジナル・テキスタイルの布地を完成させ、それを使ってクラフトしましょう。

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あとはオブジェクトをパターンで塗ってやるだけ。

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う~ん、そんなに面白くないなあ……もう少しこうして……というところで、さすがに長くなりすぎていることに気づきました。

次回に続けます。

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何を作ろうかな。

お楽しみに!!

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