なんだかすでに梅雨入りしたような天気が続いています。
お部屋の中で絵本づくり、
さてさて、
さあ、
- 参考文献
- 『幼児と保育・
教育技術MOOK/夢を育むワクワク手づくり絵本』 小学館
絵を描いていきましょう
下書きです。紙をずらして重ねたので、
A4では収まらないサイズになっていますよね。 いっぺんにスキャンできないときは、
分割してスキャニングしましょう。 テンプレートとして、
アートワークに配置します。 ずらした部分
(作例は3cm・ 任意です) の目安になるようガイドを引いておきます。 分割スキャンした絵柄を組み合わせます。
ぴったり合わせる必要はありませんが、
見当がつかないときは、 透明度を調整し、 下のレイヤーが見えるようにして合わせましょう。 レイヤーはこんな感じです。
もちろん、
同じ絵柄はひとつのレイヤーにまとめてしまっても構いません。 本当は最終ページの人魚から描いていくのですが、
描き方の作例としては最初のページのお魚が適当ですので、 それで説明します。 直線を引いて、
[フィルタ]→ [パスの変形]→ [ジグザグ] を選択して尾びれを描きます。 後でパスを書き足しますから効果ではなくフィルタを使ってください。
はさみツールや消しゴムツールで余分なパスと消して、
拡大縮小し、 下書きに合わせます。 円とジョイントして、
クラゲみたいのができました。 これがすべての図柄の原型
(ベースパーツ) になります。 アンカーポイントの追加ツールとダイレクト選択ツールを使って、
ベースパーツを下書きに沿って変形させていきます。
人魚も同様に。
顔の部分は楕円ツールを使っています。
尾びれの部分まで描くのは一番下になる人後魚だけです
(お魚の全身を描いたのは作例ですから、 あとでボディの半分を削除しています)。 いかくんです。
重ねたときに見える、
尾びれ (いかにとっては脚になります) のピンクが不自然にならないよう、 グラデーションを使いました。 2ページ目の金魚です。
重ねると、
いかくんのボディと人魚の尾びれが見えます。 お魚です。
裏表紙も描いておきましょう。
しかけ絵本を仕上げていきましょう
今回はページ割りをして、
用紙の裏表にプリントします。 1枚の紙を折って、
見開きの絵本を作るのですから、 ページによっては半分ずつ違う絵柄を配置してやらなくてはいけません。折りを考えて配置するわけですね。 最初のページと裏表紙は素直に配置します。
2枚目は金魚の半身と人魚の下半身を同じ面にプリントします。
下書きに使った実寸ダミーでページの折り目
(中心からはずれています) までのサイズを測って四角形を描き、 その四角形を使って金魚、 人魚ともマスクをかけて切り抜いてやります。 この作業を楽にするためにも、
実寸のダミーは必ず作っておきましょう。 三枚目は人魚の上半身と金魚のしっぽ。
四枚目は本の真ん中になります。
素直にいかくんを配置します。
文字もいれこんで、
、 、 尾びれと同様、 重なり部分の文字は各ページで共有しますから、 最終ページの 「にんぎょ~」 以外は少しづつ欠けているわけです。 最終的なレイヤーです。
出力するページごとに、
表示するレイヤーを組みあわせています。 何度もプリントする予定があるなら、
一々組み合わせるのも面倒だし、 間違いの元なので、 見開きページごとにPhotoshopなどに書き出してしまいましょう。 裏写りしない厚めの用紙を選んで、
順番、 上下に気をつけて出力します。 仕上げは市販の中綴じ本のようにホッチキスで止めてみました。
おお、
これなら人にあげても大丈夫。喜んでくれることと思います。いかがでしょうか。
さらっと、
いきなり仕上げ用の紙にプリントしないで、
さあ、
お化け君たちに活躍してもらう予定です。
お楽しみに!