チャレンジ! Movable TypeをCMSとして使ってみよう!

第2回 MTタグの基本的な書き方・各テンプレートの説明

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変数と条件分岐

くれま先輩:4.1以降で加わったMTタグといえば,変数や演算子を扱うものだよね。今日はその中で,MTタグの出力結果を変数として扱えるMTタグを紹介するね。

MTタグの出力結果を変数の値として設定する

<mt:SetVarBlock name="count"><mt:BlogCategoryCount /></mt:SetVarBlock>
<p>このブログのカテゴリの数は,<mt:GetVar name="count" />個です。</p>

くれま先輩:たとえばこのように書くと,何が行われているかわかるかな?

ほげ山くん:うーん。<mt:BlogCategoryCount />は,ブログの総カテゴリ数ですよね。それを<mt:SetVarBlock>の中に入れている…。あ,あと「name="count"」というのが2ヵ所に書かれてるのが関係ありますよね!

くれま先輩:そうそう。<mt:SetVarBlock>~</mt:SetVarBlock>の部分で,⁠count」という名前の変数に,<mt:BlogCategoryCount />(ブログの総カテゴリ数)を値として設定しているの。それを次の行で<mt:GetVar>を使って呼び出しているんだよ。

ほげ山くん:MovableType.jpのテンプレートタグリファレンスを見ると,<mt:GetVar>のところに「MTSetVar, MTSetVarBlock, MTSetVarTemplate タグで定義した変数から値を呼び出します。」って書いてありますね。なるほど。では,これを再構築すると,

このブログのカテゴリの数は,28個です。

とかになるわけですね。

くれま先輩:ま,これだけだと,直接<mt:EntriesCount />を書けばいいって訳で,あんまり意味はないので,次に条件分岐について説明するね。例えば,カテゴリの数が10以下の場合と11以上の場合で,違う動作をするようにしてみよう。

ブログのカテゴリの数が10以下の場合と11以上の場合で条件分岐する

<mt:SetVarBlock name="count"><mt:BlogCategoryCount /></mt:SetVarBlock>
<mt:If name="count" le="10">
	<p>このブログのカテゴリの数は10以下です。</p>
<mt:Else>
	<p>このブログのカテゴリの数は11以上です。</p>
</mt:If>

ほげ山くん:今度は<mt:If>を使うんですね。えっとテンプレートタグリファレンスを見ると,⁠MTIfブロックタグは条件を満たした場合にのみ実行します。」って書いてありますね。leというモディファイアは,⁠変数が foo 以下の場合にのみ実行します。」って書いてあるから…。つまり,変数「count」が10以下の場合のみ実行する,ってことですよね。

くれま先輩:よくできました。<mt:Else>以下の部分は,その条件に合わない場合に実行されるのよ。

ほげ山くん:なるほどー!これを活用すると,条件に応じて出力結果をいろいろ操ることができますよね!練習してみます!

タグリファレンスを活用しよう

くれま先輩:今日は,ごくごく簡単なMTタグしか解説しなかったけれど,もっと興味のある人は書籍やWebサイトでMTタグの働きについて調べてみるといいよ。ここでは,本家シックス・アパートのサイトのテンプレートタグリファレンスを紹介しておくね。

ほげ山くん:僕も新しいMTタグが出てきたら,常にここをチェックするようにしています!

参考URL
テンプレートタグリファレンス | MovableType.jp
http://www.movabletype.jp/documentation/appendices/tags/

このテンプレートタグリファレンスをもっと便利に使うこんな方法もあるよ。Open Search Discoveryをサポートしているブラウザ(Firefox, Internet Explorer 7など)では,ブラウザの検索窓に,このテンプレートタグリファレンスを追加することができるの。 追加する方法は,ブラウザでテンプレートタグリファレンスのページを表示している状態で,検索エンジンを選択するプルダウンメニューを表示させると,下の方に「"MTタグ検索"を追加」というような文字列が出てくるので,それを選択すればOK。こうしておけば,思い立ったときにすぐにブラウザからMTタグを検索できるので,とっても便利だよ!

図11 Firefoxにテンプレートタグリファレンスを追加している様子

図11 Firefoxにテンプレートタグリファレンスを追加している様子

参考URL
Movable Type 4 に対応したタグリファレンスを活用する | MovableType.jp
http://www.movabletype.jp/blog/tag_reference.html

次回予告

くれま先輩:では,次回からいよいよ,実際のサイトを一部分ずつ作っていってみよう!

第3回:コーポレートサイトのヘッダ部分フッタ部分を作ってみる
→サンプル記事投稿とモジュール化も含めて練習しよう

著者プロフィール

黒野明子(くろのあきこ)

1973年生まれ。1995年 武蔵野美術大学短期大学部専攻科グラフィックデザインコース修了。

ファッションカメラマン事務所、広告系デザイン事務所、Web制作会社勤務を経て、2003年よりフリー。Webデザイン・企画を中心に、DTPデザインなども行う。

現在、武蔵野美術大学共通デザイン研究室非常勤講師及び株式会社デジタルスケープ・PreJOBトレーニング講師も兼務。2005年秋頃から業務としてMTサイトの構築を始め、現在の業務のほとんどでMovable Typeを使用している。

著書:

『CMSとして使うMovable Typeガイドブック』 (翔泳社、共著)

『Movable Typeプロフェッショナル・スタイル』(毎日コミュニケーションズ、共著)

URL:http://cremadesign.jp/