"SwapSkills" Information & Report

「自分の価値を高めるための思想&ツール~クラウドサービスやソーシャルメディアの効率的な利用法~」レポート:SwapSkills(vol.05)

6月19日にWebのスキルを交換し合う勉強会「SwapSkills」で、⁠自分の価値を高めるための思想&ツール」というテーマの勉強会が開催されました。

今波に乗っているお二人をご登壇者としてお招きして、開催いたしました。

自分を高めるための思想

お一人目の中村祐介氏からは、⁠自分を高めるための思想⁠として今までの経験をご紹介いただきました。日経BP社の記者であった中村氏は、2005年に独立して会社を設立し、その年から年商1億をたたきだした経営者であります。

冒頭で中村氏は、縦横3つづつ並ぶドット(計9つのドット)を見せ、このドットを一筆書きの4本の直線で結ぶというテーマを与えました。

知っている人からすれば簡単な問題なのですが、初めての人は一骨折れる発想が必要な問題で、中村氏はこの問題から少し捻った考え方や視点が必要だと解説し、セッションを開始しました。

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その後語られた中村氏の話は、どれも普通では想像がつかない斬新奇抜で奇想天外な事であるため、参加者の興味を惹き付けていました。日経BP記者だった頃の体験や、独立直後のお仕事の話やエピソードを通して、中村氏の考え方や人脈造りを紹介していただきました。

自分の価値を高めるためには、人を動かす必要があるという考え方をもつ中村氏の発想は、人を動かすにはまず具体的に行動を起こす事が必要だと紹介されました。

何かを発想したり、話をする事は簡単にできる事ですが、実際に行動できる人は強いと解説され、自分の価値を高めるためにも自分自身からの行動、活動は重要なのだと言って話を括りました。

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自分を高めるためのツール

次に、佐々木和宏氏から⁠自分を高めるためのツール⁠をご紹介いただきました。

佐々木氏はブログで、iPadを利用したクラウドの利用方法などを紹介していて、今回はリアルでそれらの内容をご紹介いただく事になりました。

ソーシャルメディアやWebで情報収集したものを、どのように自分のものにしていくのか、自らの利用方法やコツなどを、ツールの紹介と共にご紹介いただきました。

現代は、一昔前より情報が多く手に入るけれど、その分処理能力は衰えているとも言われています。

多くの情報はどんなユーザーでも閲覧する事は可能ですが、どのように有益な情報を収集するのか、また同じ情報を目の前にした時、どのように分類し、自分のものにしてアウトプットまでできるかが問題だと佐々木氏は言います。

一般的に良く利用されているEvernote+GoodReaderを複合して、情報をまとめ捌く事でiPadなどのツールからでも簡単に情報を習得でき、また佐々木氏のような執筆やノマドの仕事をしているものにとっては、プロジェクトごとにファイルがシェアできるDropboxやsugarsyncはとっても便利だと紹介されました。

質問の時間では、動画ファイルの編集も可能か? という話もでてきましたが、そこまで大きくないファイルであれば動画などもある程度編集可能という回答をいただきました。

また、Evernoteなどは情報をまとめる際にタグを利用する事ができるけれど、タグ自体の名前の付け方にも工夫が必要で、タグの付け方で管理しやすくなるのかどうか、そのあたりの工夫もしたいところです。

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3月に行われたSwapSkills(3)にも佐々木氏にはご登壇いただきました。その際にはiPadの初代を使われていましたが、今回はiPad 2になり、さらにサクサクと操作を行っている様子を見ると、⁠仕事ができるヒト⁠と見受けられ参加者の注目を浴びていました。

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今後はパソコンだけでないタブレット端末等での情報収集も、仕事の効率を高めるためのひとつキーになるので、できるヒトを参考にどんどん自分でも取り入れていくといいでしょう。Webから取得できる情報も参考になる点はありますが、リアルで実際に行っている利用シーンをみる事で、やる気はもちろん、便利さが伝わってきて、参加者にはとても良い体験をしていただけた勉強会になりました。

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