標準ジェスチャーを採用しないのはアリ?
Safari上では,
しかし筆者はこの方法をあまり良い方法だとは思っていません。そもそもiOSで採用しているこれらのジェスチャーは見た目からは学習できず,
使えて当たり前という機能が使えないことは利便性を著しく落とすものになります。ユーザーが期待する機能をあえて提供しないリスクをきちんと測る必要があります。
影響を受けやすいUI例
ここではジェスチャーの混乱をまねきやすいUIをいくつか上げてみます。
横幅いっぱいのカルーセルリスト
iOSでは昔からカルーセルリストが多用されてきました。色々なカルーセルリストがデザインとして登場しましたが,
普通に使っている分にはあまり気にならない箇所かもしれませんが,
はじめから計算に入れていたわけでは無いと思いますが,
メニューリスト
GmailやFacebookで採用されて一気に浸透したメニューリスト。非常に機能性が高いUIだと思いますが,
メニューリストを展開するジェスチャーとして,
このジェスチャーの変更を受けてかはわかりませんが,
今までiOSはサードパーティーが考えたUIやジェスチャーを,
UIとしては非常に優れたものだと今でも思っていますが,
コラム Googleの純正アプリ
ちなみにGoogleの純正アプリであるGmailとGoogle ChromeはそれぞれこのiOSの標準ジェスチャーと競合する全く異なるジェスチャーを採用しています。筆者の記憶ではメニューリストUIを採用したのはFacebookよりもGmailが先でした。
これらのUIはiOS7の標準ジェスチャーに慣れた今としては使いにくいものとなってしまいましたが,
今回はデザインがユーザーに与える心理的な影響と,
単純に見た目だけを気にすれば良いのではなく,
今もまだUI/
次回は本連載の締めとしてこれからのUIデザインのあり方を考えてみたいと思います。お楽しみに!