UI/UX 未来志向―進化の方向を予測し,今必要なことを知る
最終回 学びを深めるために勧める8冊の書籍
本コラムもこれで最終回となりました。そこで今回は,
学びを深めるための8冊の書籍
UIやUXを学ぶうえで,
ここで紹介するのは
デザインの生態学注1
アフォーダンス
デザインは見た目だけではないという発想を知るのにちょうどよいと思います。
- 注1)
- 後藤武,
佐々木正人, 深澤直人著 『デザインの生態学──新しいデザインの教科書』 東京書籍, 2004年 - 注2)
- 環境が人に与える行為の可能性のことです。
アフォーダンス入門注3
もう少し深くアフォーダンスについて学びたい人向けの読み物です。人間や動物の知性がそれ自身に内在するのではなく,
- 注3)
- 佐々木正人著
『アフォーダンス入門──知性はどこに生まれるか』 講談社, 2008年
かくれた次元注4
プロクセミックスという対人空間距離が国柄,
- 注4)
- Edward T. Hall著/
日高敏隆, 佐藤信行訳 『かくれた次元』 みすず書房, 1970年
誰のためのデザイン?注5
インタフェースデザインを学ぶ人が,
- 注5)
- Don Norman著/
野島久雄訳 『誰のためのデザイン? ──認知科学者のデザイン原論』 新曜社, 1990年
人を賢くする道具注6
『誰のためのデザイン?』
- 注6)
- Don Norman著/
佐伯胖監訳/ 岡本明, 八木大彦, 藤田克彦, 嶋田敦夫訳 『人を賢くする道具──ソフト・ テクノロジーの心理学』 新曜社, 1996年
認知的道具のデザイン注7
こちらは専門書なのですが,
- 注7)
- 加藤浩,
有元典文編著 『認知的道具のデザイン』 金子書房, 2001年
生態学的視覚論注8
こちらもGibsonの著書です。内容は難解な部分もありますが,
- 注8)
- James Jerome Gibson著/
古崎敬, 古崎愛子, 辻敬一郎, 村瀬旻訳 『生態学的視覚論』 サイエンス社, 1985年 - 注9)
- 東山篤規,
竹澤智美, 村上嵩至訳 『視覚ワールドの知覚』 新曜社, 2011年 - 注10)
- 佐々木正人,
古山宣洋, 三嶋博之 監訳 『生態学的知覚システム──感性をとらえなおす』 東京大学出版会, 2011年
融けるデザイン注11
手前味噌ですが拙著です。人間にとってのコンピュータの歴史的経緯を踏まえながら,
- 注11)
- 渡邊恵太著
『融けるデザイン──ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』 ビー・ エヌ・ エヌ新社, 2015年
どうやってUIやUXを学ぶのか
本コラムは今回で最終回です。コラムという形式のため,
さらに筆者としては,
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