圏外からのWeb未来観測,
- 注1)
- 『Webを支える技術..
HTTP, URI, HTML, そしてREST』 (山本陽平著/ 技術評論社/ 2010年)
『Webを支える技術』 に入れなかったもの
中島:
山本:essaさんにもレビューしていただいて
中島:何よりこの本は,
山本:まず,
中島:なるほど。会社で若い人に紹介したりしているのですが,
山本:長く使える定番の教科書を作ろうという狙いがありました。
中島:最初からそこは狙ってたんだ
山本:はい,
あとはセキュリティとか,
中島:教科書でありながらポリシーが明確っていうところがおもしろいですよね。教科書を目指すとしたら,
山本:もう一つ言えば,
- 注2)
- URIに変数を埋め込む方法の仕様案。
- 注3)
- WS-SecurityやWS-Policyのような
「WS-」 で始まる仕様をWS-*と呼びます。
RESTとの出会い
中島:山本さんといえば
山本:いやそれが,
そんな中,
中島:それはわかるような気がします。コンピュータの歴史から言ったらSOAPのほうが素直な発展だと思うんですよね。ソケットがあって,
山本:まずそもそもRESTは仕様じゃないので,
Webは疎結合分散処理でできている
中島:RESTってやっぱり,
最近流行りのNoSQLも同じようなところがありますね。やっぱりリレーショナルデータベースをやってきた人間からすると,
山本:DNS
中島:そうか。DNSもそうですね。
山本:あとはMy SQLのレプリケーションも基本そうなんです。レプリケーション先に結果が行くかどうかはリクエストを発行した時点ではわからない。それでもなんとかWebは動いてるんだからそれでいいんじゃないの? っていう割り切りですよね。
中島:私はもともとは汎用機のCOBOLの世界で育った人間なので,
山本:でも二面性があると,
中島:ああ,
山本:絶対こっちが筋がいいって思うんですね。
中島:RESTは,
山本:2005年ごろですよね。そのころはRESTというキーワードがあれば何でも読んでましたので,
中島:そうですね。URIをコピー&ペーストできるっていうのがとても重要なんですよね。
山本:基幹系のシステムだったら何月何日のイベントの売上のここの部分っていうのをURIでがっちり指定できると後から拡張できるシステムを作るときにすごく作りやすくなっているはずなんですよ。
中島:Application state…なんでしたっけ?
山本:Hypermedia as the engine of application state。アプリケーションエンジンとしてのハイパーメディアですね。
- 注4)
- 「REST=コミュニケーション指向―アンカテ」