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第10回 Electrolux Blue Touch,magneticNorth,どんな?文科!数字で見る文部科学省:文部科学省

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ウェブサイトから飛び出すコンテンツ

『どんな?文科!数字で見る文部科学省:文部科学省』

2009年5月5日のこどもの日に合わせて公開された,文部科学省のスペシャルコンテンツ『どんな?文科!数字で見る文部科学省』です。

図7 数字付きのイラストが流れてくる

図7 数字付きのイラストが流れてくる

Credit: Business Architects Inc.

画面の上部から流れてくる数字付きのイラストをクリックすると,100をこえる文部科学省の取り組みが,数字を絡めて詳しく説明されます。

図8 ジャンル別にパーセント表示される

図8 ジャンル別にパーセント表示される

また,⁠教育」⁠科学技術・学術」⁠スポーツ」⁠文化」の4つのジャンルに分けられた項目を,ユーザーがどのくらい確認したのかを表示することもできます。

イラストのテイストからは,一見「子ども向けのウェブサイトなのかな」と感じてしまいますが,大人も十分に楽しめる内容となっています。

ウェブサイトから離れて楽しめるか

このウェブサイトでは,詳しく解説された各数字の項目にPDFファイルが用意されており,それを印刷する事でブックレットを作って活用できるようになっています。そのため,ウェブサイト上だけでなく,オフラインでも同様にコンテンツを楽しむことが可能です。

図9 各項目に印刷が可能なPDFファイルが用意されている

図9 各項目に印刷が可能なPDFファイルが用意されている

「印刷が可能なコンテンツ」を用意することは,現在,多くのウェブサイトが実現しています。しかし,印刷後のことまでそのコンテンツ内容が考えられているかについては疑問が残ります。

総務省による平成20年の「通信利用動向調査」では,日本のインターネット利用者数は推計で9091万人(人口普及率は75.3%)となっており,多くの人がインターネットを利用していることが分かります。

しかし,まだまだ利用できない人,うまく使えない人たちも少なくありません。⁠印刷して利用してもらう」という方法をもう一歩進め,より理解してもらえる形にしてコンテンツの内容を拡散させるという工夫が,まだまだ必要になってくるでしょう。

ウェブサイト上だけで終わらせる事なく,その外にまで持ち出せるような質の高いコンテンツをどう作っていくのか。今後,政府関連のウェブサイトや、企業などの動きに注目していきたいと思います。

というわけで,今回も最後まで読んでいただき,ありがとうございました。それでは次回をおたのしみに。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。