この『Perfume official global website』でも使用されている、Perfumeのメンバーのダンスを記録した、約1分間のモーションキャプチャデータとサウンドが、2012年3月30日にダウンロード可能となりました。この試みは『Perfume official global website』のプロジェクト第一弾として行われたもので、モーションキャプチャデータは、『Perfume global site project #001』を通じて、GitHub経由で配布されます。
自由に利用できる形で、こうしたデータが提供されることは非常に珍しいことです。数年前、Googleとコラボレーションして、イギリスのロックバンドRadioheadが、PVに使われた3Dのマッピングデータとツールのソースコードを公開した"House of Cards"の事例がありますが、その後、こうしたデータをオープン化する動きは、あまり聞こえてきません。
Googleが、清涼飲料水のCoca-Cola、自動車のVolvo、制酸鎮痛剤のAlka-Seltzer、レンタカーのAvisというグローバルブランドと提携して、それぞれのブランドが過去に展開した有名なキャンペーン(Coca-Colaの「Hilltop」、Volvoの「Drive it like you hate it」、Alka-Seltzerの「I can't believe I ate the whole thing」、Avisの「We try harder」の4つ)を、最新のテクノロジーを活用して一新させるというものです。
現在は、Coca-Colaの「Hilltop」とVolvoの「Drive it like you hate it」の2つの事例が公開されています。ウェブサイトでは、それぞれの事例について、過去のキャンペーン広告とそのコンセプト、リメイクされた広告のコンセプトと完成までのドキュメンタリー映像、使用された技術とその仕組みが紹介されています。
本物のコンセプトと、創造性の伝承
Coca-Colaの事例では、"人々をつなぐ"というコンセプトから「I'd like to buy the world a Coke.(世界中の人々にコーラをおごりたい)」というコーラスを生み出した「Hilltop」を元に、インターネットを通じて、実際に世界中の人々にコーラをおごるという、新しい仕組みを作り出しています。