Windows 8の今までのWindowsと最も異なる点は、そのインターフェースのデザインです。Windows 95からWindows 7までは、バージョンアップのごとに、多少の視覚的変更は行われましたが、基本的なボタンの位置や、機能、レイアウトに統一性がありました。しかしながら、今回のWindows 8のリリースでは、OSのインターフェースの根本的な見直しを行い、モバイルやタッチデバイスを念頭においた、大幅な作り直しがされました。最も特筆すべき点は、パソコンとモバイルのUIの統合で、マルチデバイスを日々の生活で活用する現代のユーザに対して、デバイス間でのユーザエクスペリエンスの統合を図っています。
Windows 8 のデスクトップの色とデザインは複数のカラースキームでとまるでタトゥーを連想させる背景イメージで構成されたテーマを設定することでカスタマイズが可能です。そのデスクトップテーマは、動物、メカ、音楽の他に幾何学的なものもあり、搭載されるパソコン、タブレット、スマートフォンデバイスやケースのデザインに合わせ、スタイリッシュなカスタマイズが可能です。そして、デザインテーマは大画面のパソコンから小さなスマートフォンまで、あらゆるスクリーンサイズのデバイスをカバー可能に作られています。ちなみにその理由から、スタート画面に対しては、ユーザ自身の写真の利用が不可能になっています。
3.スタートスクリーンのナビゲーション方法
Windows 8のデスクトップパネルは、iOSやAndroidのように複数のアイコンをドラッグ&ドロップすることでグループ化することが可能です。また、デスクトップのパネル上では、インストールされている全てのアプリケーションが表示されるわけではないので、Windows 8でのナビゲーション方法は、少々慣れが必要になります。