mroongaのリリースマネージャをしている林です。
mroongaはMySQL用のストレージエンジンです。すべてのMySQLユーザーに高速な全文検索機能を提供するために開発されました。
前回は環境構築時のノウハウとしてCentOS6でのRPMパッケージを用いた MySQL 5.
今回は,
リリースマネージャというお仕事
そもそも,
- 前回のリリースからの変更点をまとめる
- 新機能に対応するドキュメントを作成する
- リリース用のパッケージのビルドと動作確認をする
- mroonga.
orgで提供している独自リポジトリを更新する - Webサイトのドキュメントを更新する
- リリースアナウンスをメーリングリストに投稿する
- リリースをtwitterでアナウンスする
- リリースをfreecodeでアナウンスする
mroongaは特定のMySQLのバージョンに依存していますので,
mroongaのリリースで大事にしていること
mroongaでは毎月月末の肉の日
毎月定期的にリリースすることで,
もうひとつ大事にしているのは,
- Debian
- Ubuntu
- CentOS
- Fedora
- Windows
環境ごとに事情が異なるため,
Debian/ Ubuntu
Debian/
Debianでは,
そのため,
- Debian 6.
0 (squeeze) - Debian 7.
0 (wheezy) - Debian 8.
0 (jessie) - Debian unstable
- Ubuntu 10.
04 (Lucid) - Ubuntu 12.
04 (Precise) - Ubuntu 12.
10 (Quantal) - Ubuntu 13.
04 (Raring)
それぞれの環境で対応している,
リリース | MySQLのバージョン |
---|---|
Debian 6. |
5. |
Debian 7. |
5. |
Debian 8. |
5. |
Debian unstable | 5. |
Ubuntu 10. |
5. |
Ubuntu 12. |
5. |
Ubuntu 12. |
5. |
Ubuntu 13. |
5. |
上記からわかるように,
複数のバージョンに対応したmroongaをメンテナンスし続けていくのもコストがかかるため,
MariaDBがFedoraで採用されたことが話題となりましたが,
とはいえ,
CentOS
CentOSの場合,
CentOS 5,
それぞれの環境で対応している,
リリース | MySQLのバージョン |
---|---|
CentOS 5. |
5. |
CentOS 6. |
5. |
CentOS 5の標準のMySQLのバージョンが5.
現時点で,