2007年5月にサンフランシスコで開催されたJavaOne 2007にて、Java VM上で動作するGUI作成向けスクリプト言語「JavaFX Script」が発表されました。これは、Sun MicrosystemsのChris Oliver氏が「JSR-223 Scripting for Java Platform」を使って開発した言語「F3(Form Follows Function)」の名称が変わったものです。
Hello Worldプログラムはリストのように記述します。コンパイルして動かすと図1のウィンドウが現れます。
すでにJavaFX Scriptを動作させる環境がjava.netの「openjfx」というプロジェクトで公開されています。言語仕様やチュートリアル、コードを書いてすぐに動かすことのできるJava Web Startデモ、NetBeansとEclipseのプラグインも用意されています。
AdobeのFlex 2やMicrosoftのSilverlightに続く、Sun Microsystemsによるリッチクライアントプラットフォームの技術になりそうです。
URL:http://www.sun.com/software/javafx/