1台のマシンを2人で共同に使いプログラミングを行うことを「ペアプログラミング」と言います。この記事ではそのペアプログラミングに近い「よりそいプログラミング」という手法を提案しています。
よりそいプログラミングの特徴はあくまで初心者を対象にした教育目的の手法であり、初心者である1人がもう1人のベテランが行うコーディングの過程を見ることで、プログラミングのリズムやペースをつかみ、刺激を受けることを狙いとしています。
記事ではCによる簡単な関数を作る、という題を例に、徐々に作り上げていく様子を示しています。変数の宣言や初期化、ヘッダファイルのインクルードを必要になってから行うという筆者自身のクセを披露しています。またコンパイルが通ったあとにいくつかのテストを行い、セグメンテーション違反によりcoreファイルを出力してしまったテストについて、原因を調べて修正する様子を示しています。
コードレビューではできあがったコードしか見られずコーディング過程を知ることはできません。また、ペアプログラミングも実際の開発現場でのコーディング過程で取り入れることを前提としており、個人スケジュールの調整が必要になるなどなかなか導入が難しいです。それらに比べて、よりそいプログラミングは教育目的に絞っているので取り入れやすいのではないでしょうか。
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