みなさんは普段の生活で携帯電話を使いこなしていますか? そして現在の10代がどのようにケータイを使いこなしているか気になったことはありませんか? この記事では、「ギャル」と呼ばれる10代後半の女性がどのようにケータイを使っているかについて、ギャル専門のマーケティング会社SGRの社長がインタビューを通して丁寧に答えています。
ギャルにとってケータイは「財布より必要」な生活になくてはならない存在のようです。最もよく使われているサービスはmixiですが、複数のSNSを使い分けて「悲劇のヒロイン」などのキャラクターを演じたり、芸能人ブログのようなノリで日記や写真をアップしたりしているそうです。
SNSやプロフ(「前略プロフィール」「@peps!」などのプロフィールサービス)は、日記やサークルでの意見交換のほかに、プリクラ風にテクニックを駆使して可愛く撮る「盛り写メ」を公開する場としても使われています。しかしあまりに実物とかけ離れ過ぎて誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を浴びてしまい、写メを消したり退会したりする現象が起きています。「炎上」はネットでもよく見かけますが、攻撃する人が不特定多数ではなく知人であることが大きな違いかもしれません。
ケータイでのショッピングは地方に住んでいる人ほど利用率が高まり、服を買うときは試着感覚でクーリングオフ制度を頻繁に利用するそうです。
懸賞サイトやポイント系サイトなどもお金を稼げる場として人気があります。現実社会でのアルバイト募集の減少や仕事のマナーを知らず審査に落ちてしまうことなどから、原稿を書いたりホームページを作ったりなどネットへの移行が起きているようです。ケータイ小説がこれらの世代に流行っているのは、こうした背景があるからかもしれません。
記事では4ページにわたって詳しくギャルのケータイ事情について書かれていますが、これだけを鵜呑みにしてはいけません。大分県の現役高校生を交えたセッションのレポートによると、今の自分の状況を書き込むTwitterのような「リアル」(サービス名ではなく総称)が流行っており、mixiはまったく知らないという事実がわかります。どうやら世代だけではなく、地域など周りの環境ごとに細かくケータイ事情が分かれていそうです。
URL:http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20390047,00.htm