GoogleはWeb全体の高速化を図るべく、Firefox/Firebugのアドオンとして動作するパフォーマンス検査ツール「Page Speed」を公開しました。同時にGoogleCode配下にパフォーマンスを最適化するためのチュートリアルや動画、ツールなどの情報をまとめた「Speed」というサイトを公開しています。
この記事はSpeedで公開されている記事の一つ「Optimizing JavaScript code」を翻訳したものです。JavaScriptのパフォーマンスを改善するためのTipsをいくつかコード例を交えながら掲載しています。
たとえば文字列結合において、Internet Explorer6/7の場合は+演算子を使わず配列のjoin( )を使ったほうがパフォーマンスが高いと解説しています(ちなみにSafariやFirefoxではそれほどパフォーマンスに差はありません)。また、クラスを定義する際、次のように定義するとnewするたびに関数とクロージャが生成されてしまうと紹介しています。
次のように書くことで、baz.Barをいくらnewしてもfooはたった一度しか作られず、クロージャは一度も作られないとのことです。
ほかにも「クロージャはパフォーマンスが悪くメモリリークの原因となる」「withはコストが高い」など多数のTipsが紹介されています。
URL:http://d.hatena.ne.jp/tohokuaiki/20090630/1246351679