Push型Webサービスを実現する方法が最近また注目を集めています。数年前にはCometという技術が注目され、チャットサービスなどに使われました。そしてTwitterのようなリアルタイムな情報をいち早く取得できるよう「Web Hooks」というしくみが考えられ、Google Codeやはてなブックマークで採用されています。
この記事で取り上げている「PubSubHubbub」はWeb Hooksと同様のモデルを使ったプロトコルです。その名のとおり、Publisher(フィード側)とSubscriber(購読者側)の間にHubを置くことで、Publisher-Subscriber間のやりとりをHub側に任せるようにします。
ブログサービス、RSSリーダサービスなどがPubSub Hubbubに対応することで、ブログ記事を更新すると即座にRSSリーダに反映するようになります。現在はGoogle ReaderとBloggers、livedoor Readerとlivedoor Blog、WordPressやMovable Typeなどが対応を表明しています。
ちなみにPubSubHubbubは「パブサブハバブ」と読み、GoogleのBrad Fitzpatrick氏らがGoogleの「20%ルール」で作ったもののようです。最近ではPubSubHubbubを略して「PuSH」と表記することもあります。
プロジェクトサイトには、Google App Engine上でHubを構築するための実装が公開されています。
URL:http://www.atmarkit.co.jp/news/200908/19/pubsubhubbub.html