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嫌いになる必要はない

この業界は何かと宗教論争が起きがちです。EmacsとVimのどちらを使うべきかを争ったり、好きな言語について熱狂的に賞賛したりする光景をよく目にします。自身が好きだと思う言語や技術についてアピールするのは良いことですが、残念ながら比較対象について差を示すべく必要以上におとしめたり、さらにそれを利用している人について暗に批判したりするケースも見受けられます。批判をあくまで方便として割りきって考えればよいのですが、真摯に受け止めて嫌な気持ちになってしまう人もいます。

この問題の根本にあるのは「1つだけしか選べない」という暗黙ルールに縛られていることだと私は思います。当たり前ですが、好きなもの以外を「嫌い」に位置づけないといけない義務はありません。むしろ好きなもの以外について良い点を語れる人はとてもカッコイイと思います。攻撃し合うことで互いに切磋琢磨する文化もよいですが、バランス的に尊重し合う文化についてももう少し発展していってほしいと思う今日この頃です。ちなみに私はApple信者です。

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