いまやプログラマだけでなく起業家の間でも有名になったPaul Graham氏による記事の翻訳です。ViawebというのはGraham氏がLispで作ったオンラインストアを構築できるWebアプリケーションで、登場した1995年当時はWebのみで行えることがとても画期的でした。その後、Yahoo!に買収されてYahoo! Storeになったことでも知られています。
今回、そのViawebの買収前時点のスナップショットが公開されました。表示環境が現在と比べて貧相であったため、今見るとページ幅がとても狭かったり、Googleがまだ設立されていないこの当時、SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)などという用語はなく雑誌や新聞で存在をアピールしていたことだったりなど当時の状況を振り返っています。
また、ストアのデザインを記述するテンプレート言語として用いたRTMLについて、単にCommon Lispをマクロで拡張しただけのものであることや、当時の業界紙の期待に応えるべくバージョン番号を適当にでっち上げていたことなどを打ち明けています。
URL:http://www.aoky.net/articles/paul_graham/vw.htm