「欲しいもの」や「してほしいこと」をテーマに買い手と売り手をマッチングさせるサンフランシスコのスタートアップZaarlyが、同社で働くことに関して簡潔にまとめた『Zaarly Employee Handbook』を公開しました。
このハンドブックは、働く際の決まりごとやコミュニケーション方法、組織とチームの構成、同社の価値観、ワークスペースなどの章に分かれており、同社のビジョンやルール、情報交換のしかたなどについて具体的なことがわかるような内容になっています。
働く際の決まりごととしては、
- バケーションについての規定はない
- 勤務時間は重要ではない
- 自身が最も生産的になれると思う場所で仕事ができる
- たとえ勤務初日でも、社内の誰とでも会話や電話、メール、ミーティングが自由にできる
- 服装に関して特に何かを期待することもない(ただし、将来あなたの義理の母親が選んだ服を着てきたら、それをからかう権利は保持しておきます)
といったポイントがユーモアを交えて紹介されています。勤務形態のフレキシブルさはGitHubのようですね。
また、組織については次の4つのチームにゆるく分類される形になっているようです。
- 売り手となるすばらしいユーザを見つけ、彼らがすばらしいコンテンツを作るのを手助けする人たち
- 売り手たちが自分たちのしたいことをして利益をあげるための製品を開発する人たち
- Zaarlyのマーケットプレイスに関するストーリーを世界に伝える人たち
- 上記3チームの成功をサポートする人たち
スタッフは全員、少なくともこれらのうちの1つのチームに属するようになっていて、スタッフ全員が4チームの成功をサポートする責任を負うとのこと。価値観についてもシンプルでわかりやすくまとめられていますので、スタートアップの働き方に興味がある方はぜひハンドブックを参照してみてください。
URL:http://handbook.zaarly.com/
- 著者プロフィール
安藤祐介(あんどうゆうすけ)
下北沢OSSカフェの常連。 イベントラッシュが終わって疲労気味。
Twitter:yando
小倉純也(おぐらじゅんや)
QNYP、LLC.のプログラマ。そろそろ自社サービスをサービスインしないと……。
Twitter:junya
溝畑考史(みぞはたたかし)
サンフランシスコにやってきました!
Twitter:beatak