個人での開発だけでなく、企業内での開発にも利用されることが珍しくなくなったGitHubですが、その驚異的な成長を表す統計情報がGitHubの公式ブログで公開されました。統計によると2012年当初と比較して登録ユーザ数、リポジトリ数ともに2倍以上に増加し、276万ユーザ、461万リポジトリに成長しています(図1)。これは1週間あたり1万人の新規ユーザが登録し、2万5,000のリポジトリが作成され140GBのデータがプッシュされていることを示します。
またGitHubへのアクセス数が多い上位の国はアメリカ、ドイツ、イギリス、中国、日本、フランス、インド、カナダ、ロシア、ブラジルとなっています。
またGitHub上のメッセージで利用される絵文字の統計も公開され、リリースを表す「:shipit:()」の絵文字が大きな人気を誇っています。これらの絵文字によるコミュニケーションがコードレビューやディスカッションに役立つことについて言及する方が増えていますが、それが統計にも現れていると言ってよさそうです。
ブログ記事は2013年もGitHubがソフトウェアを開発するベストな場所であり、今後も発展していくであろうことを述べて締めくくっています。国内でも大手インターネット企業がGitHubやその有償版であるGitHub Enterpriseを利用していることが知られるようになり、国内外でその勢いはとどまるところを知らないようですね。
URL:https://github.com/blog/1359-the-octoverse-in-2012
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安藤祐介(あんどうゆうすけ)
下北沢OSS カフェの常連。今年はオープンソース博物館を企画したいです。
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小倉純也(おぐらじゅんや)
QNYP, LLC. のプログラマ。今年はヨーロッパに行ってみたいですね。
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溝畑考史(みぞはたたかし)
怒濤の新年ラッシュを過ぎてようやくまともなサンフランシスコ生活。
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