少し古い記事ですが、今読んでも非常におもしろいので紹介します。筆者のAndy Rachleff氏はソフトウェアによる金融アドバイザーを目指すWealthfrontというテックスタートアップのCEOで、Stanford大学のMBAプログラムの教授です。
毎年、私の教えるスタンフォードMBAで、スタートアップへの就職を希望する学生たちはどの会社で働けばよいかと私にアドバイスを求めてきます。私はスタートアップには就職するなといって彼らをがっかりさせます。彼らの聞きたくない真実を伝えるのです。『まだ準備が足りない』と。
Rachleff教授は成功を重要視していて、新卒の最初の仕事はスタートアップではなく、中規模で勢いのある会社に就職すべきだとしています。なぜ成功が大事なのか?
- 大きく成功する会社にいるだけで、自分自身が受けられる以上の評価を得ることができる
- 成功はキャリアを大きく飛躍させる。早く伸びている会社では、2年働けばより高い職種につくことができる可能性が高い
- 成功した会社を去るときは、自分の行きたいところに行ける可能性が高い。社員番号が20なのか120かはあまり関係ない。多くの会社は成功の経験を持っている人を欲しがる
- もし会社がマーケットリーダーのポジションにあれば、成功者が持つ独特の洞察を養うことができる
実例としてFacebookを挙げたあと、Rachleff教授の考える理想的な職場のリストと続きます。
筆者がサンフランシスコに移り住んで、アメリカで働きたいという日本人エンジニアの方とお話する機会が急に増えました。私自身、外国人ですから、アメリカで暮らしているとビザの問題があって、社員番号1桁代の仕事に飛びつくのはリスクが高いと感じています。少し長い記事ですが、そういった意味でキャリアを考えるうえで非常に深い洞察だと思います。
URL:https://blog.wealthfront.com/hot-mid-size-silicon-valley-companies/
- 著者プロフィール
安藤祐介(あんどうゆうすけ)
9/14に東京で開催されるPHP カンファレンス 2013に向けて準備におおわらわです!
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小倉純也(おぐらじゅんや)
合併や買収で終了していく海外のサービスを動態保存してコレクションしたいのですが、良い方法はないでしょうか。
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溝畑考史(みぞはたたかし)
日本に向けて出張する可能性が出てきました。
Twitter:beatak