今回は実際にRedisをインストールしてみるところから,
インストール
ダウンロード
本連載執筆時点の最新stableである,
$ wget http://redis.googlecode.com/files/redis-2.0.4.tar.gz
コンパイル
RedisはANSI Cで書かれ,
$ tar xzf redis-2.0.4.tar.gz $ cd redis-2.0.4 $ make
「redis-server」
設定の変更
Redisの設定ファイル
- daemonize:
- Redisサーバーをデーモンとして起動する場合は,
daemonizeオプションを変更します。 - dir:
- メモリのダンプファイルが作成されるディレクトリを指定します。
- maxmemory:
- メモリ上に保持する最大サイズを指定します。Redisをキャッシュサーバーとして利用する場合や,
開発環境で他のサーバープログラムと同居させる場合など, 必要に応じて設定してください。
サーバーの起動
引数に設定ファイルを指定してRedisサーバーを起動します。設定ファイルを指定しないとデフォルトの設定が適用されるので注意してください。
$ ./redis-server redis.conf
以上でRedisのインストールとサーバーの起動が完了しました。
基本的な操作
コマンドラインクライアントの導入
Redisのコマンドラインクライアントである
Redisをコンパイルしたディレクトリで,
$ ./redis-cli redis>
自動的にローカルのサーバーに接続し,
文字列の格納と参照
まずは,
redis> SET mykey hello OK redis> GET mykey “hello”
これでキー
なお,
キーの削除
キーの削除にはDELコマンドを使います。DELコマンドは型に関係なく,
redis> DEL mykey (integer) 1 redis> GET mykey (nil)
インクリメント・デクリメント
数値を表す文字列に対しては,
redis> GET mynum (nil) redis> INCR mynum (integer) 1 redis> INCR mynum (integer) 2 redis> DECR mynum (integer) 1
増減の量を指定したい場合は,
redis> GET mynum (nil) redis> INCRBY mynum 100 (integer) 100 redis> INCRBY mynum 100 (integer) 200 redis> DECRBY mynum 100 (integer) 100