みなさんこんにちは。この連載では,
SketchFlowを利用することで今までの開発がどの様に効率化でき,
Silverlightことはじめ
現在,
これまでの歴史
Silverlightとは,
Silverlightの前身は,
次のバージョンである2がリリースされたのは2008年10月になります。このバージョンから数値の表記から".0"が外されています。2で共通言語ランタイム
そして現行のバージョン3となります。3のリリースは2009年7月です。ブラウザ外実行は擬似3D表現などが新機能として追加されています。また,
このようにバージョンが上がるにつれ,
ここで,
Silverlightの主な特徴
- クロスブラウザ,
クロスプラットフォーム OSでは,
Windowsはもちろんのこと, MAC OS Xもサポートし, ブラウザはIE, FireFox, Safariで表示することができます。またLinuxでは, 「Moonlight」 というオープンソースプロジェクトで実装が進められています。 - 様々な言語で開発
Silverlightで使うことができる言語は,
CLR (C#やVB. NETなどの共通言語ランタイム環境), DLR (IronRuby, IronPython, Managed Jscriptなどの動的言語ランタイム環境) など, 多くの言語で開発することができ, それまでのプログラミング知識を活用することができます。特に.NETの開発経験がある方は, 使い慣れたVisual Studioで開発できますので, スムーズに始められるでしょう。 - デザインとロジックの分離
XAML
(eXtensible Application Markup Language:ザムルと呼びます) を使うことで, デザインとロジックを分離した開発ができます。一般的に画面上のコントロールは1部品ごとにXAML+コードビハインドの対で構成されます。 一般的にはXAMLには画面レイアウト,
画面要素のデザイン, そしてアニメーションといった, 表層にかかわる部分を定義することができます。 デザイナーはExpression Blendを使い,
画面レイアウトや画面要素のデザイン, アニメーションを定義します。それに対しデベロッパーはVisual Studioを使い, データの取得や表示といったアプリケーションの動作に必要な処理をコードビハインドに記述します。ファイルが分かれていることで, 同時編集もできるため, デザイナーとデベロッパーの分業も容易です。 - 多くの標準コントロール
Silverlightには,
ボタンやリストなどの標準コントロールが多く用意されています。これらのコントロールを利用することで作業効率を高めることができます。さらにCodePlexで公開されているSilverlight ToolKitをインストールすることで, 利用できるコントロールを追加することができます。 - 多彩な表現力
Expression Blendを使うことで,
コントロールへのデザイン適用も容易に行うことができます。そのほか, 画面要素へドロップシャドウなどのエフェクト効果, 3D効果を適用でき, 広い表現の幅を提供しています。
実際のところ,
最新情報 (Silverlight 4)
現在,
- プリンタのサポート
- Rich Text Areaのサポート
- 各種コントロール追加
- Commandのサポート
- クリップボードのサポート
- 右クリックのサポート
- カメラ・
マイクのサポート - 標準コントロールのマウスホイールサポート
- Out-of-Browserの信頼実行モードのサポート
- ローカルのファイルの読み書き
- COM Automationサポートでほかのアプリケーションと連携でき,
Officeアプリの操作などが可能
上に挙げたのはほんの一部ですが,
- ※1
- 開発環境の関係上,
本連載のサンプルはSilverlightバージョン3で解説していきます。
余談ですが,
図1 英語版Silverlight公式サイトのShowcase