はじめに
コンピュータやインターネットの発展によって,
データは,
本連載では,
情報可視化とは何か
「可視化
可視化は,
このように,
情報可視化の構成要素
情報可視化は,
- 座標
データ項目が持つ数値属性を,
直交座標や極座標に対応させて, 画面上に配置します。棒グラフやガントチャート, 散布図など, 多くのグラフがこの手法を使っています。 - サイズ
データ項目が持つ数値属性を,
グラフィック項目の大きさに対応させます。図1は, IBM社が運営している可視化共有サイトのManyEyesで作成することができるバブルチャートで, サイズを利用した可視化を行っています。 - 色彩
データ項目の分類に応じてグラフィック項目を色分けしたり,
数値属性を色相や明度に対応させたりします。ハードディスクのデフラグツールの多くは, ディスク領域の断片化状態に応じた色分け表示を行いますが, これは色彩を利用した可視化の例です (図2)。 - シンボル
データ項目を,
その特徴を示すアイコンや記号によって表現します。コンピュータのデスクトップに置かれているフォルダアイコンやごみ箱アイコンは, 現実世界の書類フォルダやごみ箱の役割をシンボル化しているという意味で, 一種の可視化と言えます。 - 関連
グラフィック項目を隣接させたり,
線で結合したりすることによって, データ項目間の関連性を表現します。この関連性の可視化の例としては, ネットワーク図が良く知られています (図3)。
こうした視覚要素は,