技術評論社より発売された拙著
2進数とは
まずは,
123=1×100+2×10+3×1=1×102+2×101+3×100
2進法は2の束で繰り上げればよい。たとえば,
1011(2進数)=1×23+0×22+1×21+1×20=8+0+2+1=11(10進数)
もっと一般的に,
- 10進数
-
nk×10k-1+...+n2×101+n1×100
- 2進数
nk×2k-1+...+n2×21+n1×20
2進法では少し数が大きくなると,
ActionScript 3. 0定義済みクラスで使われている2進数の考え方
ActionScript 3.
表2 Array.
定数 | 説明 |
---|---|
CASEINSENSITIVE | 英字の大文字小文字を区別せずに並べ替える。 |
DESCENDING | 並べ替えの順序を, |
NUMERIC | エレメントが数値の配列を, |
RETURNINDEXEDARRAY | ターゲットの配列は変更せず, |
UNIQUESORT | エレメントに重複がない配列のみを並べ替える。重複があれば, |
これらの定数には整数値が与えられている。たとえば,
var my_array:Array = [30, 0, 1000, 4, 200];
my_array.sort(Array.NUMERIC + Array.DESCENDING);
trace(my_array); // 出力: 1000,200,30,4,0
こういう結果が得られるのは,
種明かしは簡単で,
表1 Arrayクラスの定数と与えられた整数値
Arrayクラスの定数 | ソートの指定 | 与えられた10進数 | 2進数表現 |
---|---|---|---|
CASEINSENSITIVE | 大文字小文字を区別しない | 1=20 | 1 |
DESCENDING | 降順値 | 2=21 | 10 |
UNIQUESORT | 重複のない並べ替え | 4=22 | 100 |
RETURNINDEXEDARRAY | 並べ替えたインデックスの配列を返す | 8=23 | 1000 |
NUMERIC | 数値の大きさで並べ替え | 16=24 | 10000 |
ビット単位の論理和演算
[ヘルプ]
1+1=10(2進数) 1|1=1(2進数)
加算の場合にはひと桁繰り上がる。だが,
表2 ビット単位の論理和演算子|の演算結果
ビット単位の論理和演算 | 結果の2進数 |
---|---|
1|0 | |
とはいえ,
前述のとおり,
- ※1
- 論理演算子にも論理和||がある。ビット単位の論理和演算子|も考え方は同じで,
どちらか一方でも1 (true) なら, 演算結果は1 (true) になる。