ConoHaにはOpenStack Swiftベースのオブジェクトストレージが用意されています。これはその名のとおりストレージサービスの一種で,
オブジェクトストレージとは
オブジェクトストレージは,
オブジェクトストレージの特徴は,
オブジェクトストレージは,
一方で,
まとめると,
- 大容量のデータを,
低価格で容量無制限に格納可能 - 「ファイル」
ではなく 「オブジェクト」 という単位でデータを管理 - データ本体とメタデータをまとめて管理可能
- RESTful APIによるOSやファイルシステムに非依存なアクセス
といった特徴を持つストレージサービスです。
- 注1)
- オブジェクトストレージを既存のファイルシステムにマウントするプラグインなども開発されています。
使いどころ
オブジェクトストレージの特性を考えると,
- 画像ファイル,
動画ファイル - バックアップファイル
- ログファイルのアーカイブ
- 仮想マシンイメージ
ConoHaオブジェクトストレージの基本的な使い方
実際にAPIを使ってオブジェクトストレージを操作してみましょう。ConoHaのコントロールパネルのメニューから
APIへの接続にはcurlコマンドを使用します。APIの仕様については,
認証
まず,
コントロールパネルの
では認証を試してみましょう
リスト1 認証情報
{
"auth": {
"tenantName": "[テナント名]",
"passwordCredentials": {
"username": "[APIユーザ名]",
"password": "[APIパスワード]"
}
}
}
図2 トークンを取得するcurlコマンド
# curl -i -X POST \ -H "Accept: application/json" \ -d @auth.json \ https://identity.tyo1.conoha.io/v2.0/tokens
認証に成功するとトークンを含んだレスポンスが返ります。レスポンス自体とても長いですが,
図3 レスポンス
{
"access": {
"token": {
"issued_at": "2015-07-31T08:29:03.761520",
"expires": "2015-08-01T08:29:03Z",
"id": "*****************************", ← トークン